年末に明治座で行われた「ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭 全力疾走!あんまりやりすぎるとつかまえちゃうよ!」略して「る年祭」を観てきました。
楽しかった!とても楽しかった!1回目で消化しきれなかったのが2,3回目で理解してからは楽しさ急上昇で東京楽後は特典でもらえたユニットCDをエンドレスリピートしています。
12/30・31を観劇したので日替わり等はその日のみになります。
いつものことだけど、長い記事になります。あとメモを兼ねているのでおもしろかった日替わりを記録しているので読みにくいです。ネタバレ配慮なしです。
ツイートもしていましたが、観ていない人には何も伝わらない感想だったので簡単に紹介すると
第一部 お芝居「SANADAMA・る」
伊達主従目線で真田一族と大坂の陣を描く、笑いあり、涙あり、歌あり、踊りありのエンターテインメント時代劇
第二部 ショー「プロデュース1615」
戦国武将たちで結成されたアイドルユニットによるLIVE
です。※公式HPより
今年のW座長は辻本さん(辻はいってんしんにょう)が伊達政宗を安西さんが片倉重長を演じております。制作会社る・ひまわり(以下るひま)お馴染みのキャストから今作が初出演の若手俳優まで27名のキャストが協力し作品を作り上げつつ、互いの個性と強みを発揮していて全員が魅力的でした。
『ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭』公開ゲネプロ | エンタステ
ところどころよくわからない映像がありますが、とりあえず貼っておきます。あとでゲネプロ映像参照とあったらこちらを見てください。
あと歌多いですが、あくまでも時代劇です。一応。
幕が上がると恒例の本編とは1mmも関係ないメインビジュアルの体操服でキャストが並んでいます。
注意事項並びに舞台装置の説明をしてくれます。花道の説明を大山真志(5歳児のしゃべり方)が、舞台中央にある盆の説明を佐奈ちゃん(ハーフパンツをブルマ並みにまくり上げていて説明後太ももをチラ見せして戻っていく。東京楽では両太ももをチラ見せした)がしてくれます。
今回、る・ミカというペンライトが数量限定で発売されており、その説明を佐藤さん(以下さと兄)と宮下さん担当。照明さんのスイッチャーと繋がっていて色が自動で変わるペンラで、説明中に次々と色が変わる客席はきれいでした。ライブではない一部も「星がきれいだ」という言葉を合図にペンラを振っていい演出になっており、2階席から見ていると二部司会の三上さんの言う通り、チェルシーフラワーショーのようにきれいでした。
座長のあいさつを合図にみんなはしゃぎながらはけます。W座長は着替えがあるので猛ダッシュですが登場まで余裕のある人はギリギリまでなんかやってたと思います。猛ダッシュする座長しか見てなかったからわからないけど。
事は方広寺鐘銘事件から始まります。31日昼の時に「国家安康」の布が上手く落ちてこなくて少し焦る真田信之役の内藤さん。
家康役は滝口さんなのですが、台詞や口調が破天荒キャラをやっているトーク中の滝口さんのまんまでした。その軽い口調が大御所さまとして実権を握っている余裕と闇を感じて、口先では仲良くやっているようで机の下で蹴りあっているビジネスの世界が見えました。「国家安康」のいちゃもんがリアル。
天海役の加藤さんがアドリブでファッションチェックや、小顔マッサージや占いをするのですが考えながらしゃべっているのでとまどってる反応がリアルでした。31日のどっちか忘れたけど占いで半蔵(二瓶さん)に「パチンコ玉を10個飲み込んで6個お尻から出します。そして1個出す度に1個飲み込んでおなかに常にパチンコ玉4個をいれておくと運気が上がります」と言い出したのが意味わからなすぎて腹抱えて笑ってました。二部のユニット、マンカブ(兜の擬人化)の「君を守りたい~但し頭の部分だけに限る~」とマーライオンZの「口から水」の作詞は加藤さんが書いていて、このリリックはこのセンスからくるのか…と感心しました。
徳川と豊臣家臣の木村重成(杉江さん)がもめているところに、空気を読まず登場する片倉重長。
座長の登場は花道からなのですが、重長は主役に似つかわしくない軽さでひょこひょこ小走りで登場し、家康に家康様はいますか?と尋ねてしまう主人公らしくない振る舞い。対する政宗は白装束で重長に呼ばれ、歩きながら名乗り主役らしく見栄を切る。
今回のW座長は同じ軍でありながらも、対比が描かれていたのは政宗の藩主としての有能さと重長の空回りする野心が上手く演出されていたからだと思います。
作品の見どころとして事前のインタビューでは「上司と部下の話」と言っていましたが、まさに政宗というゴマすりが上手い世渡り上手な上司と志だけは高くいずれ天下を取る上司がこびへつらうのを嫌がる新入社員の関係でした。実際会ったことはないけど大手にこういう新卒いそうじゃないですか。まだ実績がないのに営業で頭下げるのを嫌がる新卒。なので重長はおおよそ主人公らしくない主人公でした。
そんな重長を自身の持っている引き出し全てを出して幅のある演技を見せてくれるのが安西さんの技量のすごさだと思います。
辻本さんの政宗も某ゲームとは違う、豊臣と徳川の天下取りの時代に上手く立ち回るために道化にもなりきる食えない人物で70歳まで生きるのが見える政宗公でした。辻本さんの柔和な笑顔で流されたらそれ以上はつっこめない。
方広寺の件も遅れてきた詫びに白装束で登場し切腹すると見せかけ、金を配り、家康の事件収集の条件を豊臣側へ伝えることで解散となります。この時重長は、土下座をしている政宗に背を向けて見もしません。
この場面では滝口さんのネクストブレイク俳優いじりと本多親子による重長の陰口日替わりがありました。
滝「今日、俺の親が観に来てんだよ!」
滝「昼に親の前で売れないイジリされて親が落ち込んでるんじゃないか心配して妹に聞いてみたら『お母さん、結構ウケてたよ』って言われたんだよ!」
原田・井深「あの人、オダギリジョーに似てると思ってるらしいわよ。目細めたらほとんど研ナオコのくせにね~。なまたまご~」
安西返し、忘れた。
※安西さんは「アリスの棘」というドラマでオダギリジョーの役の青年期を演じていました。近いっちゃ近い。
原田・井深「あの人、マネージャーに一日一回人間否定されてるらしいわよ。やりがいがないって言われてるらしいわよ。ほぼ滝口~」
安西返し「俺はスペースクラフトで役者人生を賭けてるんだ」
※スペースクラフト=所属事務所。大山真志も同事務所。幸村に好きなタイプの芸能人は?と聞かれた時に答えた「栗山千明」もスぺクラ所属。
あとここで突然、みんなで踊り出す安室奈美恵(?)の曲がまだわかっていないので知っている方、コメントで教えてください。
家康に対抗したい伊達は真田幸村が幽閉されている九度山に重長を送ります。ここでやっと名誉ある任務を任された重長はさっきまで「辞めてやるよ!」と騒いでいたのに、すごい勢いではりきります。ここのはりきり具合が毎度変ではりきっているというより挙動不審に近かった。
30日に片倉小十郎を演じる兼﨑さんに「父上ぇ!大事な書状を破ったね!」とアドリブを入れてました。
重長は期待されていると思っていますが、政宗としては幸村に会せることで重長の成長を図っているよくできた上司です。できる上司は手取り足取り教えるだけではなく、成長できる環境を用意する。自主的にがんばっていると思っていたら上司の支えありきだった覚えがあるのでちょっと恥ずかしくなりました。
九度山に来た重長が見たのは上杉景勝と直江兼次によるブートキャンプをしている真田十勇士(現時点では9名)たち。ブートキャンプまじで5分くらいやっているので、初登場からハードに動いたあと芝居続ける真田軍の体力すげえと思いました。特に三好兄弟(さと兄、宮下さん)辺り。年齢的に。ゲネプロ動画にもありますがマジでラストの腹筋はきついですよね。
ブートキャンプ後に毒舌すぎて筆談で話す直江が景勝の許しが出た瞬間キレだすくだりで高速ブートキャンプの動きをする陣くんの機敏さがやばかったです。衣装がノースリブなんですが腕の筋肉がゴリゴリで、る塾の時にスーツがパツパツなことは嶺さんに指摘されていたけどよくスーツ入ったな、というくらい太かったです。
直江にビビって端の方でおしっこを漏らしている兄者(宮下)がおもしろかったです。
真田軍は人数も多く、さと兄と宮下さん、中村さんという常連飛び道具がいるので日替わりアドリブが多い。そして長いです。
東京楽
— こがんも (@koganmomo) 2018年1月1日
中「おいコラ2.5次元芝居。(中略)ラケットでも振ってろ!」
碕「そういうあんただってついこの間サッカーボール蹴ってたくせに!」
突然、客席に向かってしゃべりだす才蔵(碕)に対して小助(中村)がキレるやりとりがあってこの時、佐助(小沼・2nd全立跡部)、六郎(田中・8代目乾)、十蔵(滝川・8代目河村)が詰め寄ったり、小助に指差されてたりで内輪ネタだけどウケました。
ちなみに幸村役の佐奈ちゃんも8代目海堂なので真田十勇士は半分がラケット振っていたし、W座長もラケット振ってたしたぶん10人くらいはラケット振ってた人いました。
隠密のはずがあっさりみつかり、捕らえられそうになる重長ですが幸村に「おかえりなさい」と言われただけで、今まで臨戦態勢だった十勇士からおかえりと仲間に入れてもらえるのが幸村信者すぎて気持ち悪かったです。佐奈さんの落ち着いた声とカリスマ性のある佇まいが説得力があり、あの瞬間だけは気味が悪かったです。
潜入捜査で九度山に着いた重長が十勇士にみつかり、一悶着ありながらも仲間に入れてもらえるのですが、そのくだりの日替わりもまあ長いです。
るひまあるある、キャストの私物を舞台上に持ってくる。がここで披露されました。初めてるひまさんの作品で見た時に若干引いたんですが、毎度やっているとバラエティの脚本として読めるようになりました。
中村さんが持ち出した政宗の家の鍵と見せかけて、客席に投げたのは実はさと兄の鍵だったり
(鍵を拾った客に対して)
さ「お前を出待ちしてやる!」
さ「部屋の番号は1-----号室だ!」
さ「今日から同棲決定だ!」
「鍵を返してくれたあなたにはこのゴールドカードをプレゼント」と言って客にさと兄の免許証を渡してたり
中「東京都----区…」
さ「やめろ!免許証もそんなに見るな!」
ついに免許証を持ち出されるのがさと兄だけでなく、しらまたとたなかも持ち出される。
— こがんも (@koganmomo) 2017年12月31日
初出演、涼星くん洗礼を受ける。
さと兄の財布から持ってきた一万円を上げたら、やるよお年玉だよ。とあげようとしたので若干焦った中村さん「あれは宮下のだ」
と、内輪的な日替わりが繰り広げられるのですが、夏の陣で死んでしまうことを念頭において愛着を持たないようにしていました。わかっていてもおもしろいから愛着わいちゃうんですけどね。
最初の目的では伊達藩とは何も関係がないことを確かめるために持ってきた政宗くん人形(辻本さんが人形として運ばれてきただけ)でしたが、最終的に佐奈ちゃんが辻本さんも煽るだけになってました。ここで先輩を煽れる度胸がすごい。
「わたしにあって、あなたにないもの。それは若さです」
東京楽のみ「あなたは丑年。わたしも丑年。この意味がわかりますか」になっていてこちらも恐怖を感じた。むしろ辻本さんの若々しさがすごい。
重長が真田軍に潜入しているころ、政宗は豊臣に家康からの条件を伝えに行きます。
ここで淀殿と秀頼が初登場です。
淀の方は紫吹さん。一言、台詞を言うだけでも凛とした声が劇場に響いてトップスターのオーラがすごかったです。
秀頼は永田くん。初るひまで初めて観たのですが、いい芝居しますね!ゲネプロ動画の通り、権力に頼る傍若無人ぶりがいい味を出してました。今回、彼を知れたことがかなりの収穫です。軽薄は喋り方をするけれど、イラついている時に放つ言葉の冷たさがよかったです。
根津甚八と新しい名前も気に入り、すっかり真田十勇士になじんできた重長。
満月祭を盛り上げるために尾崎豊の「僕が僕であるために」を歌います。この時、座長の若手俳優としてあるまじきレベルで変顔をしながら歌います。推しが白目向きながら歌っている…。
他にも祭を盛り上げるために、日替わりで一発芸をキャストが披露していくのですが一発芸とは関係のない田中くんの「半分、月のおれが行かせてもらう」がツボでした。残り半分はなんなんだ、とつっこまれて「地球人だ」と普通に返すのもツボ。上半身が月で下半身が地球人らしい。
甚八(重長)が歌ったあとに、小助が「歌の次は踊りだろ!」と言って直江兼次とダンスバトルを始めるのですがこれがかっこいいんですよ!!これで小助に落ちた。
兼次役の青木くんの身体能力とブレイクの腕前は知っていたけど、小助役の中村さんが青木くんと対抗できるほどダンスができる人だとは知らなかったので衝撃を受けてそのまま好きになってしまいました。柄の悪いダンサーが好きなので。
ダンスバトルの後に互いの健闘を称えあってグータッチするのですが、二幕の夏の陣で会った時はこの二人で殺し合う殺陣があります。なので二回目以降はこのダンスバトルを見るたびに「殺し合う運命」というキャッチフレーズがちらつきました。
舞台を見ていない方もお分かりかと思いますが、一幕で真田十勇士はこれでもかというくらい馬鹿みたいにおもしろおかしくにぎやかに騒ぎます。
みんな死ぬから感情移入しないようにしとこ、と思っていてもキャスト陣が全力でおもしろくしてくるので結局愛着が沸いてしまうんですよね。泣かせる計算の内だとわかっていても好きにさせられてしまう。真田十勇士のみなさんが素晴らしくかったです。
満月祭の盛り上がりが最高潮になると、大山真志演じる真田昌幸の亡霊が登場します。花道からでかい羽を背負って全身白の衣装を身にまとった昌幸(ゲネプロ動画参照)というインパクトが強すぎて何がなんだかわからないのですが、この昌幸は大山真志なのでデカい上に歌がめちゃくちゃ上手い。視覚と聴覚のインパクトが強すぎてあっけにとられている内に真田家さいこうの歌が終わって「センキュー!」と言ってはけます。この後も出番はあるけれど昌幸は歌うか亡霊として生者を見つめるだけかで台詞なしです。
客席を代弁するような重長の台詞が日替わりで
「すげー!6分で全部持ってちゃったよ、あのひと!」
「すげー!なんか俺の記憶ではあと20kgぐらい太ってた気がするんだけど!?」
がおもしろくて記憶に残っています。
この唐突な昌幸ワンマンショーから一転して、小論文の提出と農作業スタンプ5個を手に入れた重長は幸村と二人きりで話す機会を得ます。
目的は幸村を伊達軍に率いて手を組むように誘うことですが、結果は幸村に「主君のために死ねるか」と問われて迷ったすえにできないと答え武士として否定され面会は終わってしまいます。ここで嘘がつけないのが重長の未熟だけれど自分に正直な性格が好きです。自分の感情をごまかさない性格が後半の成長を後押ししていると思いました。
満月祭からの賑やかさから暗転せずに幸村と重長のシーンは場面が変わるので、安西さんは舞台の空間も演技で変えてしまう力を身につけていますよね。いつも間に物にしたのだろう…。
満月祭のショートコント時にさと兄が「高所恐怖症」を「きょうしょこうふしょう」と素で言い間違えて、松村さんさえも役柄的に笑ってはいけないのに噴き出してしまったシーンも彼は笑ってなかった気がするのでスイッチの切り替えが入ったら入りっぱなしだけど早いんですよね。
家康の接待ゴルフの場面もあったりで、政宗サイドは交渉や言葉での駆け引きが多くて合戦外の武家同士の権力争いの中でうまく立ち回っている姿がよく描かれています。
重長からの手紙を成実が読み上げる形で、重長の任務報告が入るのですがここにも日替わりで隣にいる兄者から「最近、漫画とかアニメを原作にした舞台が流行ってるらしいんだけど重長はどんな原作の舞台が観たい?」と聞かれて
「クレヨンしんちゃん」(しんのすけは原田優一。21世紀のカメレオン俳優だから)
「ボボボーボ・ボーボボ」(ボーボボは木ノ本嶺浩)
「ケロロ軍曹」(ケロロは兼ちゃん。よほど気に入ったのかはける時まで「兼ちゃんがさぁ、あの体格で『ケロ~』とか言ってるのおもしろくないwww」と言っていた)
他にも骨の擬人化の話とかもしてました。今回やたら2.5次元舞台に絡んでくるアドリブが多かったです。流行りだしバブルだからかもしてません。
※記憶が薄れ出しているのでこの場面、もっと前だったかもしれません。
そして一幕のクライマックスとして冬の陣が始まります。
出演者総出で歌い出すので、めっちゃミュージカル。ゲネプロ動画の一番最後がそれです。
一人一人がワンフレーズしか歌わないですが、驚き、戸惑い、意気込み、迷いがワンフレーズでわかるのでこの戦いでそれぞれが何を考えているか伝わってくるので人物が多くて関係性が入り組んでいてもここの歌でかなりすっきり理解できました。
休憩時間は30分とたっぷりあるのでトイレも焦らなくていいし、おみやげ屋さんを見るもよし、喫茶や食堂もよし、特典交換するもよし、ガチャするもよし、客席でお弁当を食べるもよし(休憩中は客席飲食可なんです!)、レポするもよしなのでいろいろ楽しいです。今回割と食べた方です。
安西座長が満足した牛タンシチューコロッケ
辻本座長が取り計らってくれたずんだシェイク
安西座長プロデュース「なにを食べるかじゃない誰と食べるかだよ御膳」(通称:肉御膳)
辻本座長プロデュースのお弁当もあったのですが、そちらは予約していなくてすみません。でもこっちの方が盛り付けもおかずの内容もおいしそうだった。
肉御膳もおいしかったですが、いかんせん肉づくしなので…。
二幕開幕です。
二幕が開幕すると、冬の陣が終わっていました。
歴史好きの方は周知のとおり、家康軍の大砲に恐れをなした豊臣軍は休戦の申し入れをして自体は収まります。
真田十勇士として潜入していたにも関わらず、真田丸の存在に全く気がつかなかった重長は自嘲気味にふがいなさを笑うのですがこの辺りから己の器量を自覚し始めてきたと思います。二幕の重長はずっと迷っていた気がする。
大阪城では淀殿と大野がヨガをしながら、冬の陣休戦の理由を話します。この辺りから秀頼の側近である木村に視点が寄せられてきます。
機嫌が悪くなった秀頼は猫狩りに出るのですが、この時の秀頼がまぁわがまま坊ちゃまって感じで、いいキャラしていました。個人的に秀頼はこういうわがままな人物だと待ってました!と思ってしまう。
わざとボウガンを落として政宗に拾ってもらい、その手を踏む時も憎らしくてよかったです。八つ当たりはしているけれど自分の無能も理解してないわけではない物言いも、秀頼もいろいろ辛いんだな…とバックボーンをちらつかせるのでオタクはこういうの好きです。
秀頼の八つ当たりを理解した上で、なんともないようにニコニコ笑いながらボウガンを渡す政宗もこれが彼の処世術なんだなと思わせるような笑顔でした。
大阪の陣が休戦となり、真田軍の元に帰ってきた重長。自分のふがいなさを悔やんでいるのか膝を叩きます。…が様子がおかしいです。
「ぺん!ぺん!ぺぇん!ボールペェン、シャーペェン、んん゛ん゛ー!フリクション!!!!!」
一体、演出家にどう言われてこうなったのかわかりません。しかもこの後まったくネタに触れることなく真田十勇士で重い話を始めます。
正解がわからない重長に幸村は「そのためだったら死んでもいいと思えるのが理想」と答えます。その言葉を聞いた十勇士が各々、自分の理想の死に際について喜々として語りだします。みんな死ぬので感情移入をできるだけ減らしたいのですが死に様話に花を咲かせる彼らの笑顔は少年のように輝いていて好きにならずにはいられませんでした。十勇士オールキャラ系が好きな人は絶対好きになると思います。
※時間が空いてしまい記憶が薄れてきているので、ここからは時系列あやふやで書いていきます。
と、思ったらるーぶろがご丁寧な大量の写真と共にブログを書いてくれたので、ここからはこれを頼りに書きます。
家康に呼び出された政宗は一幕同様、切腹をする振りをして場を収めようとしますが、いつまでも通じると思うなと腹立った家康に斬りかかられるがあっさりと家康の首元を奪った刀で抑えます。この後、二人でふざけ合うように斬りかかっては除け斬りかかっては除け「危ない危ないwww」と笑いながら走り回る姿が、ウェイな学生の半分本気半分冗談の特有な気持ち悪い空気がすごかったです。お互いの力関係をわかっていながらも平等のように仲の良い友達として絡んでるあの気持ち悪さ。注意すると「ちょっとふざけただけ。何マジになってんの」で逃げるあの気持ち悪さ。よかったです。
政宗たちが去ったあと、本気で政宗が殺しにかかってきていたことを知りながらふざけている振りをしていた家康が独り言のように「たまんねえな」という言い方が上手かったです。
滝口さんの家康はベラベラ軽い口調でしゃべるのに最後を締める一言で空気を変えてしまうのが舞台中、何度もあってすごかったですね。
秀頼の命により小松姫を誘拐し、夏の陣の開戦口実を作ってしまいます。
この時に重長を真田軍に送り込んでいることがバレて、政宗は家康から謹慎を告げられます。
開戦間近となってきたので政宗たちは重長を連れ戻しにきます。変装をして。
【る年祭】伊達藩は変装がお得意…かもね。
— る・ひまわり (@le_himawari) 2018年1月5日
大阪公演は1月13日です。残り2ステージ!
梅田芸術劇場にてお待ちしております。 pic.twitter.com/iXsEmPDAYr
100%そうかもね、をキレキレで踊りながら現れる三人。合いの手はもちろん「まさむねっ!」です。この時の兼ちゃん何度見てもおもしろいです。
このふざけた格好のまま、抵抗する重長を説得し、幸村とそれぞれの理想論について話ます。
政宗のモットーは「図太く長生き」。そして命懸けとは死ぬまでの一日一日を丁寧に生きるということを理想としており、対する幸村は豊臣の臣下として豊臣のために命懸けで天下をとることを理想としています。
正反対の理想論を語る政宗に「理解し合えないのかもしれない」と告げる幸村に対し、「互いの理想を理解し合うことはできました」と答える政宗。
伊達正宗は見た目の派手さと数々の逸話から、トリッキーな人物として描かれることが多いですがる年での政宗像は辻本さんの人間性を活かせる人物像として描かれているように思えました。
天下分け目の大戦が行われているこの時代に皆が穏やかに暮らせる世の中を作りたい、そのためには道化も演じるし、笑われるのも構わないと自分の理想とその世界を目指す方法を語る姿は、る年でしか見られない政宗だと思いました。
辻本さんの笑顔は爽やかでお顔がきれいなのですが、何かを抱えている目をしている気がします。
さっきまでノリノリで歌っていたとは思えない切り替えの早さなので、トンチキな恰好もまったく気にならない引き込みでした。
るひま常連組のみなさんは切り替えスイッチが早いだけでなく180°変えてくるのが毎度すごいなーと肌で感じます。
そんなこんなで小松姫をさらう計画を立てたのは秀頼の側近の木村で、すべては大阪の陣を開戦する口実を作るための自作自演であったことがわかります。
夫の信之様はこのことを知らずに姫を助けに行った豊臣の城内で捕らえられてしまいます。この時、案内をしたのが本多忠勝なのですが、忠勝と信之キャストはレミゼでマリウスを演じていたこともあり、忠勝役の原田さんがここで散々いじり倒してました。
「わたしも君みたいにきれいな役ばかり来ると思っていたのだよ。″新″マリウスくん」
「いずれ君もわたしの路線だ」(内藤さん笑いをこらえながら)「嫌です」
計画が上手くいき、家康から褒美の話をされるとすかざず大阪城が欲しいと答える木村ですが、用なしと切り捨てられます。この時、豊臣に親を殺された恨みを吐露するのですが、なぜかわたしは初日にここでやっと彼が杉江くんであることに気がつきました。何役なのかすっかり忘れていてずっと「木村役の子、かわいいな。控えめだけど目がでかいな」と思っていてここに来てようやくスポットが当たり「杉江くんじゃん!!」と気付きました。
たぶん、彼もまた場数を踏んで役ごとに違う空気をまとうようになったからかもしれません。全然気がつかなかったです。
木村が 実は家康側についていた直江兼次に殺されそうになる危機一髪のところで上杉景勝が助けにきます。
裏切りの理由を問いただすと「なぜわたしではなく真田幸村に未来を託したのですか」と答える兼次。
景勝と兼次の主従関係が一番、殿と従者らしいやりとりをしていたので裏切った理由が自分以外のものに戦を託したからというのがもうたまりませんね。馬鹿なことを言いますと誰かにとられるくらいならあなたを殺していいですか、ってやつだと解釈しました。よく見ると兼次は前半で口が悪いから目つきも悪くなっているように見えて実は要所で幸村をにらんでいたり、景勝があきらめの言葉を言うと悔しそうな目をしていたりしているようでした。
君主を慕っていたからこそ、真田軍に途中から玉が出なくなる鉄砲を納品するという裏切りをするわけです。そう途中で玉が出なくなる鉄砲です…。
夏の陣が始まったまさにその時、重長は上司である政宗にタメ口で戦に連れていけと騒ぎます。
最初に体調の悪そうな小十郎に飛びかかっては避けられて3回くらい受け身で転ぶのですが、東京楽の時は力が入り過ぎたのか腰を打ったらしくしばらく起き上がれなくなってかなりヒヤリとしました。この時アドリブで「あんま無理するとお前が死んじゃうぞ(通常は「おやじが死んじゃうぞ」)」と寝転がりながら台詞を続ける重長に向かって「どんな体制ぃぃぃ!?」と二回も機転を利かせて会場の空気をゆるめてくれた木ノ本さんには感謝です。
なんの策もないが戦場に連れていけと言ってきかない重長は主人公としてあるまじき無鉄砲さでしたが、「そんなところで死ぬような男だと思うのか」と言い切る姿は主人公らしかったです。
初めて観た時は重長がW主役の一人にはなかなか見えなくてすっきりしないところがあって、この辺りでようやく主人公としての片鱗が見え始めたのですが、やはり主人公補正がかかっているような強さを感じられなかったので自信があるけれど無計画すぎて「今の重長に何ができるのか?」と疑問を持っていました。
語弊があるとは思いますが、ヒーローの足手まといにしかならないのにやいのやいの言って戦場についてくるヒロインみたいな。いや、ちょっと違うんですけど。それに近い感じ。
でもこの主人公らしいところがあまり見えない重長だからこそ、最後に政宗の呪いを解けるのかもしれません。
大阪城で『重長です!』の旗を振る重長に、政宗があの丘を越えろと伝え、それに対する返事が「あんがとね」でした。31日は「かしこ」。
大阪の陣は最初は優勢だった真田軍ですが、例の細工をされた鉄砲により、一人、また一人と自分の理想とする死に方で倒れていきます。
すっごいわかりやすい泣きポイントだな、と思いながらもほんの数十分前まで笑わせてくれた十勇士の死にゆく様は悲しくてただただ泣くしかなかったです。
一番の見せどころでもある死ぬ演技なので全員全力で一人一人、いい個性を見せながら死んでいくので十勇士たちの表情を見ていたいけど、
丘の向かい側から十勇士たちが倒れていくのを呆然と見ている重長の表情も見ていたいし、目の前で十勇士たちを失っていく幸村の悲痛な顔も見ていたいし、倒れていく彼らに駆け寄ろうとする幸村を必死で止める小助を見ていたかったです。あの場面は良い芝居する人が多すぎて視点が定まらなくて大変でした。泣いて視界も悪いし。
頼みの真田軍も壊滅し大阪城は焼け落ちている豊臣軍は秀頼を逃がして自害を決意します。この時の紫吹さん、儚さと迫力のどちらも併せ持っていてすごかったです。大野の泣きながらいう「ええんです」も彼の底抜けの人の好さを感じました。相関図の朝顔の謎が解けました。
一人、豊臣の生き残りとして逃がされた秀頼の前にボロボロになりながらも戻ってきた木村が現れます。
この二人の喧嘩がすごくいいんですよ。完全にW主演を食う勢いでよかったです。
秀頼が裏切った木村に対して「本当の兄は父に殺されたから兄だと思ってた!!」とキレて殴り、裏切った木村は「お前らがもっとしっかりしていれば命がけで仕えた!!」とキレて殴る。最終的に頭突き合いながら本音をぶつけあうんですよ。好きだったから憎いし、憎いけれど好きだったように見えました。
木村が秀頼を好きに見えるのは、オタクの事実婉曲ご都合主義かもしれませんが木村を追いかけてきた兼次に秀頼が殺されそうになった瞬間、木村が怪我だらけの体で秀頼をかばって斬られて死ぬんですよ。そう見えても致し方ないと思います。
木村の亡骸に「復讐しろよ!!!」と詰め寄る秀頼も本当にいい演技で、永田くんを初めて拝見したのですがこれは来るな…と確信しました。事前の宣伝とかで見ていた普段の姿から予想以上の気迫がありました。特に東京楽で気持ちの入りようがグワッと上がっていて演技で場を圧倒できる子だな~と思いました。この気持ち、安西くんの演技を見ている時にもまれにあります。
秀頼が再び殺されそうになった時に十勇士の一人、小助が現れます。秀頼を守るために兼次と死闘を繰り広げて兼次を撤退させるのですが、みなさん覚えてますか。この二人は一幕の満月祭でダンスバトルをして友情が生まれていたのを。(オタクの妄言です)
この伏線に気付いた時に小助への好きという感情が一段加速しました。この時の殺陣もかっこよかったですし。
軽々と木村を抱きかかえ、安置するし秀頼を安全な場所まで連れていく小助。確か彼の最後はこの場面で明確な生死は描かれませんでしたが、真田家が滅びてしまっても小助には十勇士たちの分も生きて欲しいものです。
シリアスシーンが続き、その場面転換として真田昌幸(大山真志)と本多忠勝(原田優一)のデュエットが挟まれます。もはやみんな知っていますが歌が上手い。この組み合わせで色々考えている方がいたりしてみんな脳をフルに使っていて偉いなぁと思いました。歌が上手い二人だから歌わせたんでしょ、と思ってました。
九度山で政宗が「次に会った時はあなたを斬らねばならない」と言った通りに再び大阪の陣で会ってしまった幸村と政宗は戦う運命となります。
ストーリーとしてもクライマックスで殺陣としても一番の見せ場です。盆の上に組まれた階段や段のあるセットがそのまま回転する中で殺陣を行います。結構長いし、手数も多い。そんな中、動くセットの上で殺陣を行う。倍の運動量の上に政宗は眼帯をしているので距離感を図るのはすごく難しかったと思います。というか観劇が終わってから片目の殺陣に気付いて辻本さんがものすごく大変なことをやっていたことに気付きました。そら全ての宣伝で殺陣がすごいです、と言いますよね。
しかも途中から止めにはいってくる重長もいるので、限られた空間の上に三つ巴です。
重長は重長で、二人を止めようとするので殺陣もやっているのですがまた違った動きで刃を交える二人の間に入るので大変だったと思います。よく見たら、切ろうとする政宗の刀を峰打ちに持ち替えさせていたりして二人とも生かそうとした重長らしくてコミカルな動きをしていたのもあり、クライマックスシーンですが少し笑ってしまいました。
峰打ちはなんとか決まり幸村の足止めに成功します。
重長は幸村を仙台へと誘います。自分の理想が見えて重長だからこそ選べた道だな、と思いました。立場的にも性格的にも彼らしい決断でした。
ずっと重長のことを主人公らしくないと思いながら観ていたのですが、この主人公らしさの少ないキャラクターだからこそなんの含みもなく幸村に生きて欲しいという言葉が信じられました。命のやりとりが行われている戦場で生き延びるという提案をできるのはあの場では重長だけだっただろうし、主人公らしくないけどものすごく主人公でした。
この場で死ぬことを固く決めていたであろう幸村に一瞬でも生きる道を見せられてよかったと思います。結局、幸村の決意は揺るがなかったけれど死に際に彼が見たものはおそらく兄の信之と真田十勇士のみんなで仙台で九度山ライフのような穏やかな生活だったのではないかと思います。
あ、でも「みんなも連れていきたかった」と言っているので、ちょっと違いますね。妄言でした。
信之もおそらく他の者の手柄にするくらいなら、自分で幸村を止めたいと思い斬ったのだとは思うのですが、色々背負いすぎて信之兄さんほんと苦労人すぎますね…。
でも信之の腕の中で、優しい表情で息絶えた幸村でよかったです。結果としてはよくないけど地獄の中の一握の希望みたいなものだと思いました。
史実通り、大阪城は落ちて夏の陣は徳川の勝利で終わります。
混乱に乗じて徳川軍を少し攻撃し兵を減らしたのがバレて、再び家康に呼び出されました。冒頭では政宗に頭をつかまれるまで土下座などしなかった重長が政宗と息ぴったりのタイミングで一緒に頭を下げていて、大きく変化していて少し感動しました。嫌いな相手に頭を下げるというマイナスな場面なのですが、大阪の陣を乗り越えて人として変わった姿を垣間見たようでした。
幸村は主君のために命をかけて仕えるのが理想。政宗は争いのない世の中で穏やかに過ごすためなら笑われても生きていくのが理想。そして家康がここで語った初めて物が溢れて便利な世の中になるのが理想と語ります。
どれも理想としては理解できますが、どれが一番正しいというわけではないし、その理想に向かっていくのに正攻法も何もないと思いました。この世界では家康が自分の理想を一番上手く叶えることができた。それが事実として残っただけなんだと思います。
「SANADAMA・る」(一応一幕の題名です)は誰が絶対的に正しいというのはなくて、それぞれが己の理想のために生きただけ。だから最初見た時は、明確におもしろいとは感じることができなかったのだと思います。つまらないわけではなくて勧善懲悪ではないから飲み込むのに咀嚼が必要で、でも噛むと少しずつ味わい深くなる、そんなお話でした。
最後の場面で留学のために旅立つ重長を見送った政宗の前に亡霊たちが現れます。
最初は人が多い方が圧迫感があるから病気で亡くなった小十郎や明確に死に際が描かれなかった小助も置いてるんだろうな~とのんきなことを考えていたのですが、病気で死んだ小十郎までも亡霊として見えている政宗様も背負い過ぎてやばいと思いました。
このまま仄暗い終わりなのかと思っていたら、重長が戻ってきて「カリスマ性を高めたいのはわかりますけど亡霊が見えるって噂はイメージにあわないからやめた方がいい」という的を射てるのか外しているのかわからないアドバイスをしてくれます。
再三言いますが、重長の主人公らしさのない空気の読まなさが、この場面では一気に主人公らしく輝いて見えました。
事前インタビューで、敵対しないW主演は今まであまり、るひまではなかったかも。と話していたのですが、この時にだからこの二人でW主演の意味を見出せた気がします。
政宗ができないことは特別なことをするわけでもなく、己の正直な気持ちを伝えるだけでこなしてしまうのが重長の主人公らしいところだったのだなと思います。
この家康に対して刀を寸止めして「冗談ですよ」と言ってから最後のこの場面で政宗と肩を組んで退場するまでの流れを30日と31日では全く違う、演じ方で安西君は見せてきたので、そういうところが好きだし、そういうところに惚れて観てるんだよ~~~!!!と興奮して31日の昼にめちゃくちゃに泣きました。いやよかったよかった。泣きすぎて夜は東京楽なのにすっきりしてしまい全く泣かなかったです。
全体的に演じ方を変えてはいたのですが、最後の場面が劇場の空気までを変える勢いでゾクリとしました。特に「冗談ですよ」が。
真面目な時代劇のあとは二部のショー「プロデュース1615」が始まります。
平たく言えば、刀ミュの二部ライブ制に戦国鍋TVみたいなパフォーマンスが行われる感じです。どこかで見たことあるようなユニットが一部のお芝居に絡んで配役されていたりするので一粒で二度楽しめる感があります。
今回のユニットは兜の擬人化「MAN WITH A KABUTO」(マンカブ)・御洒落でワイルドな全員徴兵経験のあるユニット「真弾青年団」(さなだん)・優一の選挙ソングを歌う「優一の國」・シンガポールからやってきたスーパーアイドル「マーライオンZ」(マッゼ)の4組です。
一部の芝居で文量が多くなってしまったのでユニットの動画貼って、さらっとおもしろかったよ~んで終わりたいと思います。
マンカブ!
衣装がゴス!最高!さなちゃんの顔!以上!
口から水!たっきーさんやっぱイケメンですね!さなちゃんの顔!以上!!
優一の國は動画がありません。なぜなら松っぽいパーカーを着て、愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけないを歌うからです。
最初、けけ子を見た時に美々子ポジか~と思っていたのですが本番で六ツ子になっていたのでトト子なのか美々子なのかわからなくなりました。
歌の前のコントおもしろかったです。以上!!
【舞台「ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭」】真弾青少年団 PV
絶対再生してください。
かっこよすぎる…!!というかこのユニットのパフォーマンス力がぶっちぎりで高すぎてバランス取れてない気がします。内藤さんと大山真志がいる時点で歌唱力ぶっちぎりなのに中村さんのハイパーかっこいいラップまで加わり、全員動けるし、歌う前にゲストのお弁当食べだす宮下雄也がおもしろいし、全方向に優れていてずるいです。
ラップから歌に入るのですが、中村さんが毎回自作で違うラップを披露して、しかも全部ライムが上手くて毎回リズムも変えていてはちゃめちゃにかっこよかったです。全部円盤に入れて欲しい!
カウントダウン公演のパフォーマンスの盛り上がりがパなくて、あの時の明治座はさなだんのワンマンライブと化した。全国ツアーまってます。
る年祭楽しかったので、あれもおもしろかったな、これも笑ったな、あそこの見当違い考察したいなとか思っていたら長くなってしまいました。
途中から読んでいる人はいない前提で進めたので、とんでもなく読みにくかったと思います。
延々と語りたいほどおもしろかったんだな。ということがなんとなく伝わればと思います。
長い時間お付き合いいただきありがとうございました。