前半に観劇予定がつまった月でした。
久しぶりの感覚を味わったり初めての劇場に行ったり初めてチェキ撮って浮かれたりしました。
GEM CLUBⅡ
シアタークリエ
ダンスと歌が上手い人しかいない舞台で目一杯楽しませてくれる大好きな舞台(ショー)。
目まぐるしく変わる配役と衣装替えにふと裏の大変さを考えてしまうけれど、目の前のパフォーマンスに心奪われるので一瞬で忘れてしまう。何も考えずとにかくプロの妙技を心ゆくまで堪能できる。それがGEM CLUB。最高の舞台。
中河内さんのダンスが好きでシリーズを続けて観に行っているのですが、毎回見る機会のなかったミュキャスがいるのでありがたいです。
特に今回は多和田さんと本田さんのダンスが見られてよかった…。本田さんはちょいちょいアクロバット見ていたけど多和田さんはゴリッゴリに踊るの見ていなかったのでヒップホップ見ることができてよかった。ふるたかずきのメイドもかわいかったです。声優に転向いたからか滑舌断然よくなってた。ワークショップのアドリブで独身最後の4時間で浮気しようとする話に転換したのめちゃくちゃ笑いました。あまりに最低すぎる。(笑)
女性のWキャストはみもりんでした。声優の彼女しか知らないので顔の認識さえ甘いままでしたが、歌が上手え!!ダンスもこんなに踊れるんだすげえ!そしてかわいい!
髪型もあると思うのですが今回初めて観た、松田岳さんがかっこいいなーと思いました。これで松本岳さんと間違えることはなくなるかもしれません。
2部のショーで天才!と思ったのはコンテンポラリーのような振付で無音で踊ったあと、もう一度同じ振りを曲に合わせて踊るのですがその曲が吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」。振りが歌詞のまんまの動きでプロの悪ふざけが最高。
バブリーダンスはくると思っていたけど、グレイテストショーマンが冒頭から始まったのはびっくりしました。吸収が早い。
2年前のだけど、このかっこいいメインテーマで踊る推しが見てみたいです。振付もかっこいい。
推しに出て欲しい舞台ナンバーワン。
TEAM Party 立海
青年館ホール
平日一回だけ入れればいいか、と思っていたら平日一回だけしか入れなかった。人気校恐るべし。
チームパーティ―なのでトークとミニライブの形式でした。冒頭に赤也が追試になってしまった。というストーリーの後、トークパートに変わります。
トークパートは「立様の部屋」というコーナー名がついていて「る~るる、るるる♪」に限りなく近いセットとBGM。おもしろいことを言うと立様シールがもらえます。
トークではジャッカル役の川崎くんがツッコミをがんばっていて好印象でした。お節介な近所のおばちゃん役をやる立石くんが質問攻めをしながら近づいてくるごとに「あれ?目が…。なんか耳も聞こえなくなってきた…。感覚も…」と五感を失っていく芸が細かかったです。あと同じくお節介なおばちゃん役をやった柳生役の大隅くんのおばちゃんがおばちゃんなのかおじちゃんなのかわからなくなっていて面白すぎたので引き笑いしてしまいました。あとトリケラトプスと言われたのにプテラノドンをやってしまったことを正直に言う辺りもおもしろかったです。
ライブパートは前半はラケットを持たずに踊っていて、テニミュを観続けているのでジャージを着て歌って踊っているのにラケットがなくてそわそわしました。
制服だとラケットを持たずに歌って踊りますが、ジャージはほぼラケットありきなので道具がないだけでこんなにも落ち着かなくなるんだなと自分自身に驚きました。
比嘉公演の新曲のアレンジが絶対に真田が踊らない曲調と振付だったので、この機を逃したら一生ないのでは…と思い定点しました。
後半からラケットが登場するのですが、導入の仕方が新体操のリボンパスのごとく、キャストの頭上を弧を描いてパスをし、それも一度でキャストの手に渡るのではなくパスを何回か経由して持ち主のところへ行く演出になっていたのでテニミュのダンスで興奮してゾクゾクしたのは久しぶりでした。チムパでしかできない演出かもしれません。前半ラケットを持っていなかった分、ラケットを手にした時に待ってました!という気分が余計に高まりました。
お見送りハイタッチ、青学・六角は両手でしたがなぜか片手になっていたので仕事帰り大荷物人間にとってはありがたかったです。あいかわらず立石くんの幸村がきれいなお姉さまでこの顔になりたいな、と間近で見る度に思います。
雷神とリーマン
雷遊役Wキャストの二葉勇さんの日に行きました。
雷遊(小)という解釈は原作ファンにどうとらえてもらえたのかが気になるところですが、Wキャストの楽しみ方としては新鮮味を感じる配役だなと思いました。都合上、片方しか観ていないので偉そうなことは言えませんが。
原作がショートストーリーですが、脚本にブツ切り感がなく未読でも十分に楽しめる内容になっていておもしろかったです。あと初めて観るのにアドリブ箇所がわかりやすすぎて笑いどころがすぐわかって楽しかったです。たまにありませんか?笑うところじゃないのにツボに入って吹きだしたらみんな真剣に観てた…みたいな時。
食事のシーンが多めで、実際に食べているので若くてかっこいい男性陣がおいしそうにごはんを食べているのをたくさん見られてにこにこしました。好きな人がおいしそうにごはんを食べている姿は良いものですね。
る年祭上映会
浅草公会堂
厳密にいえば舞台ではないけど、推しが座長だった舞台で思い入れもあるので主に書き下ろしリーディングについて感想を残しておこうと思います。
約4か月ぶりに役の恰好をしている姿を見てまだ懐かしいなとは思わず久しぶりだという印象を受けました。
SANADAMA・るで一番好きな役は誰かと問われたら穴山小助です。推しとは全然違う役とキャストだけど小助がかっこよかったんです。ライブのラップもあるけど。
本編では秀頼を助けるので真田十勇士の中で唯一最後まで生き残っていたものの政宗の亡霊が見えるシーンでは亡霊として一緒に佇んでいたのでその後の生死がとても気になっていたので「秀頼のこと」という題の書き下ろしリーディングでしたが小助にも焦点を当てて大阪の陣の後の彼の足跡をたどることができて嬉しかったです。
真田を名乗る度に小助は辛い思いをしただろうと解釈しているので九度山で重長に出会って真田の現状を知って少し報われたようで安心しました。小助、やっぱかっこいいよ。
「仙台藩のお月見」はタイトルからしてほのぼの日常系かと想像していたら重めでしたね…。本編で家康が「ここいるやつら全員身内殺してるのに」と言っている時の政宗の表情は印象に残っていたのでやはりリーディングで彼の心が少しでも軽くなるようなやりとりが見られてよかったです。政宗と成実が晩酌をかわす場面で縁側のような場所で飲み交わす二人の背中と二人を煌々と照らす満月が見えた気がしました。
朗読劇って役者の声と読みながらわずかに動ける範囲内で表現しなくてはいけないので、制約があるのですがふとした一瞬、頭の中の映像が今目の前にあるかのような錯覚を起こす瞬間があるのでおもしろいですよね。みなさんありますよね?共感してもらえないと脳内麻薬出してる人になってしまう。
ここでも雰囲気クラッシャーで重長はほぼトリックスターになっていておもしろかったです。
信之・小松姫夫妻結婚前日譚はかわいかったですね。「幸」の文字を取り上げられた信之が自ら幸せをみつけた、という昌幸パッパの台詞はこの日一番の名台詞ですね。
ビデオレターの幸村さなちゃんがかわいかったのですが、お兄ちゃん呼びできゃっきゃっしている姿と信之の腕の中で息絶えた姿が重なってちょっと泣いてしまいました。
本編での「なぜ我が米沢藩ではなく真田に未来を託した」(少し台詞違っているかと思います)という台詞から兼続が景勝を裏切った理由は一番側で仕えていたのに戦を任せてもらえなかった恨みからだと思っていました。でも違った。もっと重かった。一番尊敬する人物だからこそ人物像を守りたくて裏切ったのだとわかった時に彼の愛の重さを知りました。しれっと上杉軍に戻っていたのは驚きでしたが、何も言われないことが兼続にとって一番つらいことだと景勝様はわかっていたから直江をまた側に置いたのだろうか…。ゴルフシーンでやばい目つきしていた兼続を早く見返したいですね。彼にとって命をかけるものは理想の人物像を体現している景勝様だったのでしょう。
最後に予定にはなかった追加リーディング「年老いた二人」。
安西くんの演じていた片倉重長という役は、その場の重い空気を一変させる空気の読まなさというか一生懸命すぎて空回りしているというか、とにかく戦国武将らしいかっこよさが少ないキャラクターでした。だからこそ、ずっと一人で抱えてきた子を失った悲しみを信之は話すことができたのだと思うし、政宗も重長の言葉で幽霊に苦しめられることは減ったのかなと思います。計算もなくひたすら全力で走り回る姿で人の心を救ったり、軽くしてくれる。不思議な役どころのW主役の一人でした。
こちらのブログで二点の全文が読めます。
あとは二推しのバースデーライブに行ったり、二推しのユニットのCD発売をよろこんだり、池袋のミルキーウェイで双子座パフェを食べたりしました。