2018年7月(テニミュ、ひらがな、コイベビ)
7月は全国氷帝、ひらがな男子、コインロッカーベイビーズ、野球を観ました。
いろんなものを見ると充実しますね。
ミュージカル テニスの王子様 全国大会 青学vs氷帝(TDCホール)
ドリライで9代目に感情移入しまくってたので拒否反応起こしたらどうしようと思いながら観に行ったのですが、みんな歌もダンスも安定していてすんなり受け入れられました。本公演の前に大舞台に立ったのがやはり大きいんでしょうか。
個人的MVP試合はS2。青木くんの歌が上手かったです。佇まいも凛としているし九州でのリハビリシーンのお芝居もよかった。演出がよかったのもあるかもしれませんが。そして対戦相手の樺地役の八巻くんが雨で足を滑らせる演技が本当に上手い!!予想外の天候に対応できない樺地の姿が表現されていて手塚の実戦経験の豊富さと対応能力の差が彼によってさらに引き立たされていました。本当にいい仕事をしてくれています。八巻くん。
歌詞の解釈、役の解釈は置いておいて、やっぱりダンスの上手い人はいいです。2幕冒頭ソロ、フォーメーションが複雑になっていて入出細かくてメリハリがあるので好きです。あと片足踏切ターンジャンプでネット飛び越えるの意味わかりませんね。ダンスの上手さは最高だと思います。
大石より背の低い菊丸に弟みを感じます。乾先輩にはお父さんみを感じます。体形でしょうか…。
にちかちゃんが振りがなくただ歌っている時にも、客席に目配せしたり、少し体を揺らしていたりで棒立ちではなく魅せる歌い方をしていたので成長を感じました。
あとあおとくんの「死んでも止めます!こい!!!」の気迫がよかったです。
新アンコールのふわふわ(?)がかわいかったです。振付もかわいいです。これから出てくる学校もこのアンコールやってくれるかと思うと楽しみです。帰り道さっそく脳内で六角も踊らせました。正直言うと六角もこのアンコール曲を見たいです。曲が変わっても武藤くんのアンコール曲だけ極端に不安定になるダンスは健在でした。本編中はそんなことないのに何故なんだ…。
ヘビレが凱旋までにどうなっていくのかを楽しみに9月を待ちたいと思います。
ひらがな男子(AiiA 2,5 シアター)
一部の芝居パートの出番が5分しかなくて、二部のライブパートではめちゃくちゃ歌が上手いので笑ってしまいました。歌が上手いのは元から知っていて、そこで惚れたのですが2,3分の中でもパフォーマンスばっちり見せてくるので上手さを再認識しました。
他のひらがな男子が歌っている時にバックでぴょこぴょこしていたりするのが「ブリハマチ」感があってかわいくてずっと見ていられます。
刀以外の高橋くんを初めて観たのですが、ふわふわはっちはどこへやらで悪役の演技と大量の台詞をこなしていていつの間にか成長していてびっくりしました。
途中まで映画と同じ展開だなーと思っていたら「う」が実は「ぬ」でした、というオチで映画を見ていても初めてでも楽しめる作りになっていました。さらに二部では「う」の夢オチにもなっていてメタネタ含め入れ子構造みたいになっていておもしろかったです。
小さい「ぁ」ちゃんと「ぃ」ちゃんの年子の兄弟がかわいくて、二人と絡む若手俳優もかわいくて癒しでした。初舞台らしく、夏休みもあり二人のお友達も来ていたので客降りで子供にファンサする若手俳優も見られました。「ふぃばぁ」の曲が楽しすぎた。
コインロッカーベイビーズ(赤坂ACTシアター)
キク・河合郁人 ハシ・橋本良亮
昨年原作を読み、その数か月後に再演が発表されたので運命を感じて行きました。
昨年読んで以降読み返したことはなかったのですが、どのシーンも原作のハードボイルドのかっこよさをそのままに舞台上に現していて2時間40分痺れっぱなしでした。読み返さずとも鮮明に思い出すほど原作は刺激が強くかっこいいので、舞台の想像がつかなかったのですが、どのシーンもバチーン!とかっこよくて、再演に納得しました。
ただ原作のストーリーが散文的なので未読だと場面がどかんどかん変わるので、たぶんさっぱりだったと思います。でも原作読んでてもストーリーをネタバレありで説明しろと言われても自分で何言っているかわからなくなる話なので当たり前といえば当たり前かもしれません。
山下さんのアネモネがかわいくて、自分の容姿の良さを知っている女の子と彼女の容姿には一切触れないキクという男の子の組み合わせが最高でした。フェンスを飛び越えるキクを見て興奮してはしゃぐアネモネが本当にかわいかったです。純粋にすごいことに感動して全身で表現する女の子のかわいさが爆発していました。
キクとアネモネが何度も何度も唇を重ねるシーンは洋画のようで、いつか推しのめちゃめちゃかわいい女の子とかっこよくてロマンあるキスを舞台で見たいなと思いました。
ハシが舌を噛みきるシーンの橋本さんの目つきが怖すぎて、後方でよかったと思うくらい怖かったです。
主演の二人とも芝居もダンスも歌もレベル高くてメディアの露出で知名度が変わってしますのがもったいないなと思いました。この舞台で二人の素晴らしさを知ることができてよかったです。たぶん一生「A.B.C-Z?名前だけ知ってる」状態だったと思います。
あとLORRYさんのギターがめちゃくちゃROCKで、この人ロッカーだったんだなとちゃんと知ることができてよかったです。アイメイクがすごい怪演の方としか知らなかったので。
コインロッカーベイビーズでもっともかっこいいクライマックスの台詞である「俺たちはコインロッカーベイビーズだ」の言い方なんですが、ずっともっと斜に構えてけだるげに普段の口調でポンと投げるように言っている台詞だと想像していたので真正面向いて胸を張って言うのは解釈違いでした。原作を読んだことのある方はあの台詞をどのように想像していましたか。よかったら教えてください。ちなみに読みながらの個人の妄想なので演出に文句があるわけではありません。
「野球ー飛行機雲のホームランー」は8月に東京楽を迎えるのでそちらで感想を書きたいと思います。
ただ今言えることは、当日券あるから迷っている人は観てくれ!!!ということです。
ビジュアル面はシンプルなのですが、舞台構成と演出が緻密で繊細、しかし演者の熱気がすごいので名もなき学徒たちに引き込まれ、泣いている明確な理由もわからないまま涙が止まらなかったです。
迷うなら観た方がいいです。野球が好きな人はおもしろいと思います。
7月はこのほかに、番町ボーイズ夏祭りLIVEに行ってきました。「ロコローション」が懐かしすぎました。ひらがな男子のため、欠席していましたが山手線風船ゲームで司会の勇さんが最後に出したお題「要が言いそうなこと」だったので本人のいないところで突然メンバーによる口癖暴露が始まりました。個人的におもろ…と思ったのが矢代くんがいつも言われているらしい「たくぼう、彼女できた?」です。長期休みにしか会わない親戚のおっちゃんみたいですね。
あとはすいか食べたり、アイス食べたり、ラジオ体操したりこども科学電話相談を聞いたりして夏を満喫しています。
来月も舞台の予定はたくさんあるので、みんなそれぞれの平成最後の夏を楽しんでいきましょう。