ちわきにくおどる

そんな気持ちにさせてくれ

2019年10月まとめ

10月はメンタルヘルス界の大殺界らしいですね。

そんななか、同担のみなさんよく生き残りました、えらいです。しかも会社や学校ではなんてことない装いをして生活していたからすごいです。

今月は長かったですね。お疲れさまでした。 

 

 

 

ミュージカルテニスの王子様 秋の大運送会2019

 

舞台に出演した全中学校のキャラクターが一同に集い、横浜アリーナで運動会をする奇祭はとても楽しかったです。

直前で佐伯は欠席となってしまいましたが、学校の枠を越えてキャッキャしているテニスの王子様たちを純粋に楽しむことができました。最初の二人三脚で青学黄金ペアVS不二&樹を見た時は「佐伯~~~」となりましたが。(二日目の手紙は遅刻したため聞けていません)

社会人になってからずいぶん経つので、学校行事が遠い記憶になっていましたがかっこいい男の子たち(実際はほぼ成人)が抜群の運動神経を発揮して大活躍するところを声出して応援していると学生に戻った気分になりました。リレーとか本気で応援してたしどこが勝つのかシナリオのわからない展開が本当にドキドキして楽しかったです。(陰キャオタクだけど行事は積極的に参加してたし中高運動部なので体育祭も好きだった)

やっぱり運動神経のいい男の子にかっこよさを見出すのは学生ならではの感覚なんだな、と社会人は思いました。

応援合戦で次期部長2年の4人はチアボーイ最高でアクロバットできるキャストにばんばんバク転させるのも最高でしたね。惜しみなく見せてくれてありがとう。

 

運動会で廣野くんを8割定点していて改めて財前キャストはハイスぺだなと思いました。

 

推しの欠席により定点を失ってしまい逆に見るところに迷っていろいろ見逃した気がします。

 

 

 

 

ミュージカル刀剣乱舞~葵咲本紀~ 凱旋公演

 

代役に代わってからずっと秀康が出ている場面では要くんのことを考えてしまって泣いてしまいました。短期間であんなに素晴らしい秀康を作ってくれた加古さんには感謝しかないけれど、あまりまともに見ることができてすみませんでした。 

 

代役がだめという意味ではなく、自分にとっては要くんでなければだめだった。それだけの話です。

この話は別記事で書こうと思います。

 

刀ミュといえば一話完結要素が強かったので三百年の続編となる今作は、今まで刀ミュを見てきた人と初めて見た人で文脈の読みこみに差がでておもしろさの評価が分かれた印象でした。

そしてミュの三日月も一人で何かを背負っていて、刀剣乱舞のシンボル的キャラとはいえ、そろいもそろって三日月に意味深要素与えすぎでは!?と思いました。気持ちはわかる。わたしはついにミュでもそうきたか~と思ったので、展開は楽しめました。中盤がずっと殺陣殺陣会話殺陣会話殺陣だったので中だるみする時がありましたが。

刀のメディアミックスのよいところは自分が所持していないキャラを知ることができる、もしくはゲームだけでは捉えきれなかったキャラクター性を掴むことができる、だと思っているので明石が意味深な面を持つことを知ることができてよかったです。公演中に突然来たので花丸アニメで見たキャラしか知らなかったんで怒ると標準語になるの新鮮でした。仲田さんのお色気すごすぎてたまに笑ってしまう。

 

凱旋で聞いた鶴丸検非違使と単独で戦う時に歌う「けーんけん」の力強さがしっかりしていて、かっこよくなって戻ってきたなぁと感じました。

 

貞愛が愛されるキャラクターに育っていて、見に行った人全員に好かれているので勇くんの持っている人を引き付ける力が刀という大手ジャンルでも発揮されていて、彼の愛される才能を実感しました。ライブに初見の友達連れて行くとみんな勇くん派になってしまうんですよ。本当。

そして誰も予想していなかったであろう御手杵と貞愛という覇権CP(CPやめろ)を作りあげた功績はすごいです。田中くんの力もあったけど、あの二人のやりとりが癒しを担っていたので彼らを好きな人たちが増えてくれたのだと思います。

 

このたびはキャスト・スタッフのみなさま、本当にお疲れさまでした。

最後まで上演し続けてくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

 崩壊シリーズ「派」

 

よく舞台を見に行く人は余計におもしろいだろうな、という仕掛けがたくさんあって楽しかったです。家でテレビを見ているのと近いエンターテインメント。

 

シリーズ三作目で、あらすじは荻窪遊々演劇社の三作品目は近代化が進む明治初期を舞台にした法廷モノ「ホウコソガセイギ」の初日。座長の栗須健司(山崎樹範さん)は妻で舞台監督の杏里と劇団の財政難などの行き詰まりから喧嘩になり「この芝居でお客さん全員を満足させられなかったら解散する!」と約束してしまう。ガタガタの建て込み、台詞を覚えていない役者、音飛びする音響機材、演技のくせが強すぎる役者、共演者に手を出そうとしている役者、などなど問題だらけの舞台で果たしてお客さんを満足させることができるのか、それ以前にこの舞台は成立するのか、といった感じです。

 

キャストが劇団員として劇中劇を演じているので、バックステージのシーンと劇中劇のシーンでは役を演じている役の演技をしなくてはいけないので(例えば安西くんだと馬倉阿嵐と阿嵐演じる夏目を演じる)、劇団員の時は素に近い演技をし劇中劇では大袈裟だったり演技が下手な演技をしなくてはいけないので演じ分けが必然になっていたり、シリーズ名の通りセットが崩壊していくのでスタッフとの連携も必要で、舞台ならではのコメディとして完成度が高いが故に観ているうちに「すげー高度なことしてる…」と冷静に感心してしまうところもありました。

わたしが気に入っている劇中劇のトラブルのひとつに情報屋役の出水さんが「重行(しげゆき)」を「じゅうこう」と読み、「重蔵(じゅうぞう)」を「しげぞう」と読み間違えて、座長が注意するにも関わらずまた読み間違える、というやりとりを数回するのですが、口頭でもおもしろさが伝わってくるし、速い上にテンポよく読み間違えるので台詞回しのうまさに感心してました。地味だけど共感性の高いネタだな、と思っていたらパンフレットによると稽古中に松島さんが言い間違えを数日後にそのまま追加演出したらしく、活きのよさに納得しましたし、それを見逃さない脚本のオークラさんのアンテナの鋭さがすごいですね。

 

座長の山崎さんはなんのメッセージ性もない!と言っていましたが、これだけ全員が好き勝手動いている話にぞれぞれオチをつけて、アナグラムなど細かいネタを仕込み、劇中劇を成立させながら、コンプラ意識に欠けることのない笑いを提供してくれるコメディ舞台は少ないのでおもしろさと色んな魅力溢れる舞台でした。

 

六本木の俳優座で11/4まで上演しています。その後各地方も回っていくのでよかったらぜひ観に行ってください。

譲渡あります。(コラ)