ちわきにくおどる

そんな気持ちにさせてくれ

2018年11月(アメコミリーグ、くにおくん)

双子の出演作しか観ていませんでした。

時間的な余裕はあるけど、金銭的な余裕がないのでなんとかしたいですね。

来年の目標にします。

 

 

 

 

劇団アメコミリーグvol.1「アメコミリーグビギンズ」

神保町花月

 

 あらすじはHPに載っているのに役が誰一人載っていなくて、誰が何をやるんだ??と思いながら初日に行きました。

キャラクターは超能力で分身する役でした。(兄が本体、弟が分身)双子を双子以外の役として使う有効活用。

一人の人間なのに、本体と分身でしょっちゅう喧嘩していたので兄弟喧嘩のわちゃわちゃをたくさん見ることができました。分身のことを「その2!」や「パクリ!」と毎回変えていたり、後半の居酒屋のくだりを日替わりにしていて勇さんが器用でした。自由にできそうなところは積極的に変えていく。

 

アメコミのお約束とオマージュをいれつつ、アメコミになじみがない人でも笑えるネタを仕込んだコメディで見せ場のしっかりあるストーリー性の高い新喜劇といった感じでした。新喜劇見たことないですが、よしもとの芸人さんたちがメインだったのでなんとなくそんな雰囲気がありました。映像出演で宮迫さんを出したりして意外と豪華でした。

カーチェイスやバトルシーンが仮装大賞なんですが、小劇場マジックでシュールだけど臨場感のある演出でした。小道具とかセットに触れるメタネタに弱いのでケラッケラ笑ってました。カーチェイスの二窓演出が特に好きです。「あの、小窓が別のカメラワークだと思ってください」

プロフェッサーソックス(元ネタ・プロフェッサーX)の超能力がカバンに入る、だったのですが、ずっとチャックが途中までしか閉まらなくて謎の時間だったのですが(でも一番笑っていたシーン)千秋楽で二人がかりで閉まった時は謎の拍手がおきて客が優しかったです。プロフェッサーソックスの成長を見守った4日間だったのかもしれません。

 唐突にはじまるミュージカルがメロディーがちゃんとしているのに歌詞がシュールで、ダンスの出来にばらつきがあるのもさらにシュールさを醸し出していました。アフタートークで話していましたが、本番の2,3日前に突然追加されたシーンだそうです。けっこう長かったぞ?5分くらい?

劇中のセリフで刑事の瀬尾さんが言っていた「少年心を持ったままの大人が権力を持ってしまったから世間にはセクハラやパワハラが横行しているのよ!」が少し刺さりました。大人の無邪気は邪気。

アメコミ大好きな人たちがオマージュをふんだんに取り入れて、アメコミが好きな気持ちがつまった舞台でした。

 

 

 

熱血硬派くにおくん 乱闘演舞編

全労済ホール/スペースゼロ

 

 こちらは双子として双子役でした。

ファミコンの舞台化でこちらも元になったゲームが好きな人が思い入れをたくさん詰めてつくった舞台だな~と感じました。

終始コミカルで、脇のキャスト陣もアドリブでめちゃくちゃ笑わしてくるので度々、ファーーーwwwとなってしまいました。ごうだが…、ごうだが、ズルい!!!www

 

ダブルドラゴン(役の通称)がどんなポジションなのか知らなかったので、ラスボスの悪役で後半ずっと出っぱなしのアクションシーン殺陣大量で、えっ、こんなに重要な役を…!?とびっくりしてしまいました。

ずっと悪い顔でニヤニヤしていたので回想シーンの小学生はかわいく見えました。へへっ。ほぼ配信でたまに二人でふざけている時のしゃべり方でしたが。敵もボコボコにして、最終的には味方も裏切りボコボコにしているのですが、180cm超えのキャストが多いので悪役だけどぽてぽてしていて可愛らしいところがありました。まぁ双子のオタクの妄言なんですが。

 たいらだけダブルドラゴンに名前を認識されていないという冷峰のオチがあったのですが、そのあとに続くちょっといいシーンでその時の振りをたいらに拾われるやりとりがあり、その時に二人ともたいら役のれいじくんに延々とウケていて楽でやっとほほえみ程度に抑えていたのが個人的最おもしろポイントでした。客席からは横顔だから顔がわからないのですが、キャラクターをくずしていないからすごい顔をしているらしいです。気になる。

要くんが側転できるのを初めて知りました。

 

こうじ役の田中りょーせーくんやすがた役のおぬまくんのおもしろさは以前から知っていて今回も安定のおもしろさだったのですが、ごうだ役の秋沢さんの爪痕が深くてメインではない場面でもつい見てしまいました。なんかお客さんがクスクス笑ってるなーと思ってごうだを見ると大抵何かしていました。

すがたがさぶの銃をスローで避けるシーンがあるのですが、セット上にいるごうだが毎回スローで何かをしているので本来はすがたのシーンなのについごうだを見てしまっていたので演出家に途中で注意をされていました。例:スローモーションでテニスをしてインサイトのポーズ。そんな千秋楽の問題の(?)シーンでは靴を脱いで(???)座禅を組み、鎌倉の大仏のポーズで動かないことで連日観ているお客さんたちのツボをついてくるという高度なテクニックを見せてきて、ず、ズルすぎるぞ、こうだ~~~~~。文脈を知っている人は笑えるし文脈を知らなくても変なポーズをしているのでウケる。

くにお役の溝口くんはドリフェスを見ていたので、ディアドリとしては知っていたのですが初めて舞台上にいる姿を見てダンスが上手いと殺陣の足さばきがきれいだなぁと惚れ惚れしました。顔はかわいらしい部類だと思っているのですが、意外に低くて男らしい声が出るので意外性があるし、及川慎役だったことを違う作品で感じてしまいました。

アクションゲームなのでキャラクター像をつかむのが全員大変だったみたいですが、舞台版のキャラクターとして個性が強まって濃いキャラが大量発生になり、観ていて楽しかったです。モブキャラのアンサンブルまでおもしろいのなかなかないですよ。

 

 

 

11月は安西君がデビュー時から所属していた事務所を退所しフリーになるという大きな変化があったので驚きましたが、フリーになって彼のやりたいことや活動の幅が広がるようになったらいいなと思います。

写真集発売前後に舞台の初日と楽日くらいしか更新されていなかったブログが更新されまくっていて戸惑ったことがあったのですが、今となってはいろいろ準備をしている中で安定して自分の言葉を伝えられる場所があるうちに伝えたいことを残しておこうと思っていたのかなぁと思います。