ちわきにくおどる

そんな気持ちにさせてくれ

夜行バスが割と好き

 

遠征の移動手段は新幹線と夜行バス派に分かれると思っている。飛行機派の方もいると思うが飛行機とバスで悩む人は少ないと思うのでここでは二択とさせていただきたい。

遠征始めは夜行バスを使うのは若い時だけで、大人になったら新幹線で遠征すると思っていたが今もバリバリ夜行バスを使っている。初めての遠征時点で成人だったが。

 

一般的に若く体力のあるがお金のない学生のうちは夜行バスで、社会人でお金に余裕ができ体力が減ると新幹線で早く移動する説がある。

 

だが第二新卒が使えなくなった今でも大阪までは夜行バスで往復している。

これは自分が夜行バスと相性がよく、合理的だと気付いたので愛用しているのである。

個人的に夜行バスを使うのはケネナシという認識があるので恥ずかしさを覚えつつ、だが新幹線を使うより快適な部分があるのでいい年した大人も夜行バスを使っても良いのでは、というのを伝えたく本記事を書くことにした。

また快適に夜行バスを使うノウハウを伝えられればと思い、個人的な乗り方を記していこうと思う。

 

 

 

・自分が夜行バスと相性の良いと思っている点

①腰痛・肩こりがない・軽い

②朝に弱い

③多少の狭い場所でも寝れられるor睡眠が浅くても平気

 

これらに当てはまるなら夜間バスで快適に移動できると思う。

 

わたしは腰痛・肩こりをあまり感じない体質で整体に行ったことがないが、サービスで美容院で頭皮と肩をマッサージしてもらった際に「頭痛しないんですか?」と言われるほど体がバキバキでもこりを感じず、下車時に軽く伸びをすればダルさが軽減する。

近年、さすがにしんどさを感じるようになってきたが朝に銭湯に入ればリセットされるので限界を感じ始めたら試してみてほしい。限界を感じずとも朝一の銭湯は気持ちいいのでおすすめである。

 

これだけヤコバを勧めているが行くのは東京⇔大阪までなので大阪以外の銭湯はわからないがよかった銭湯を載せておく。

 

1.サウナ&スパ 大東洋レディス

サウナ&スパ大東洋レディス – 梅田の女性専用スパ・温泉なら

梅田モータープールで降ろされたらここ行く。近いので。

泊まったことないけどカプセルホテルも併設してるので便利なのでは。

Wifi使えるフリースペースもあるので時間潰しもできる。

 

2.スパワールド

【公式】スパワールド 世界の大温泉-美と健康の24時間快適空間

天王寺か難波で降ろされたらここ。難波だとやや遠いけど。

広くて色んな風呂があるので楽しい。Wifiはなかった気がする。

リーズナブルに広い風呂を楽しめるが周囲の治安が良くないので女一人で行く時は気を強く持って行ってほしい。一本道ずれたところに趣深い教会があるのでアングラ好きは見に行ってください。(今調べたら見た目は強いがちゃんとした教会らしい)

 

最近、快活クラブを初めて使ったがなかなかよかった。全国にあるし。

 

 

朝が弱く早起きのプレッシャーが苦手なので、寝ている間に着く夜行バスが楽。

早起きのストレスが強いので、寝てたら叩き起こされて到着地についているのが楽過ぎる。これが一番かもしれない。

あと起きたばかりで電車に乗ると酔う。しかも新幹線でスマホいじると酔うのでなにもできないのでだったら寝てる間に移動している夜行バスの方が時間が上手く使えるのである。

 

 

寝られないのが無理、という人も多いと思うが、わたしも夜行バスで熟睡できたことはなく睡魔に負けるのを待つまでひたすら耐えるのが常である。

腰痛・肩こりはないと書いたがトイレ休憩の度にSAで降りて体をほぐさないと体がばきばきになるのでバスの動きで目が覚めた時は必ず下車している。

休憩でSAに降りる降りないは分かれると思うが、わたしは必ずトイレ休憩で降りるので、通路側の席をとるようにしている。

以前、何があっても起きないのでSAで降りる時は気にせず跨いでほしいと隣の人に言われたことがあるが本当に消灯後一度も起きなかったので熟睡できる人がいるのだと感心したことがある。

初めての場合は仕方ないが自分にあった席を選ぶことで快適さは格段に上がる。

 

 

 

 

せっかくなので、よく使う夜行バスの会社とあると便利な物を紹介していく。

 

・よく使うバス会社

1.VIPライナー

 

普通すぎる。普通すぎるがラウンジがあるのが便利すぎる。帰りの時間潰しが楽だしコンビニで買った夕ご飯食べていれば節約にもなるし化粧を落とし、コンタクトを取り、歯磨きまでラウンジで済ませておけるのも楽。

終演後、なんとか令で飲食店がすべて閉店orテイクアウトのみの時は本当にラウンジに助けられた。

朝はラウンジでシャワーも浴びられるしメイク等準備もできる。ただし1時間以内でないと延長料金がかかるのでRTAだ。ヘアアイロン等を貸してくれるのはありがたいがゆっくりしたい場合は上記の銭湯・スパに行く。

 

 

2.WILLER

またしても普通すぎる選択。

4列シートでも全ての席にフードがついているのでアイマスクがなくてもなんとかなる。

 

VIPライナーでちょうどいいのがなければ安いものから選んでいるので、特にバス会社にこだわりはない。

選ぶ基準としては

女性専用車>>>女性席・女性安心>出発地・到着地>コンセント>ラウンジあり>料金

で優先させている。

数千円差があっても女性専用車があれば即決する。他はその時の気分だ。コンセントは帰りの場合はあまり重視しない。

女性専用車にするだけで安心感が違うので、初めてで不安な場合はぜひ最優先にしてほしい。

 

 

 

 

・バス内で使うもの、あると便利なもの

 

1.めぐリズム

最近アイマスク代わりに使い始めた。気持ちいいし、使い捨てだから帰りの荷物が減る。個包装で売ってるコンビニもあるので現地調達も可。梅田モータープールに行く途中のファミマにはあった。

 

2.ぎりぎり外を歩ける服

バス内では寝やすいようにラフな格好にしている。行きの夜は家から半寝巻きで集合場所へ。帰りはラウンジかトイレで着替える。たまにそのままの時も。現場はテンションを上げるために派手目な格好をしていることがよくあるので防犯も兼ねてだるだるの格好にして女の体をラインを隠すようにしている。気休めだが。

 

3.水

飲んではトイレのエンドレスだが乾燥するし普段から寝る直前やトイレに起きるたびに水を飲む習慣があるので手放せない。歯を磨いたあとなので水しか飲めない。


4.ミンティア

口の中が気になった時。これも口が乾燥した時に舐めたりする。というか常備してる。

 

5.歯ブラシ

行きは使わないことが多いが帰りはSAで磨いたりする。でも最近は感染症対策でやめた方がいい気がしている。口を濯ぐのはもったいないと思いつつ、ミネラルウォーターでしてる。


ネックピローがあったら楽なんだろうなと思いつつ、買っていない。使わないから首凝るんだろうなと思いつつ、風呂で直るので結局使わず騙し騙しここまで来てしまった。本音はほしい。

でも前に空気入れるやつを使った時に慣れないせいか使い心地が微妙だったのが気になる。

やはりなくてもいいか。

 

バスの中での過ごし方は、自分の席に着いたら、コンセントに充電器を挿し、ペットボトルホルダーに水を置き、前の座席のネットにメガネケースとめぐリズムを入れ、SAでメイク落とし歯磨き等をする場合はそれらを詰めたポーチも入れて、後ろに人がいたら声をかけて少し倒して準備完了である。

バッグはショルダー等体に密着できるものを選び、貴重品をしまって寝る時は腹の上に置いて、手を乗せて寝る。念のために。バッグによっては腰の後ろに入れてクッション代わりにしている。

体に引っ掛けておくのは、トイレに行く際に忘れて手ぶらで降りないようにするためだ。スマホなしでSAに置き去りにされるのは怖すぎる。

 

 

そんな感じで夜行バスでえっちらおっちら遠征をしている。

夜行バスの安さに惹かれているが、夜行バスならではの体験も好きで遠征で使用している。

それは人の少ない深夜のSA、朝の降車場の景色だ。

途中休憩で寄る深夜のSAは夜行バスと大型トラックばかりで利用者が少なく、コンビニなど一部の店舗を除いて閉店していて、観光的な役割も果たしている昼の賑わいと打って変わってどこか無機質な静寂に包まれ非日常的な空間となる。

とりわけ冬の深夜のSAは格別だ。

バスを降りると暖房で少し火照った頬が冬の澄んだ空気で衝かれ、見上げると同様に澄んだ冬の夜空に浮かぶ白く光る月に自身の吐く白い息がかかる。遠くには半分の照明しかついていない薄暗い施設。背後には煌々と光るバスの電光板やヘッドライト。誰も自分を知っている人がその場にいないことも相まって、穏やかな終末世界にいるかのように感じ、一瞬だけ自分が映画の中の登場人物になった錯覚を覚える。

そんなありふれた妄想に酔いしれても、誰にも見られない。特別な時間である。

朝の降車場が好きな理由に、そんなポエム地味た妄想はなく、ただただ人の少ない駅前に朝の弱い自分が立っている達成感だけである。こちらも冬の方が冷たい空気が心地良いので好きだ。

 

そしてわたしは今から大阪のワンマンツアーに向けて夜行バスで東京を出発する。