ちわきにくおどる

そんな気持ちにさせてくれ

DreamLive2018

神戸・横浜ともに参加してきたドリライはとても楽しかったです。

3時間が一瞬でした。5月はドリライしか行っていないので5月観劇まとめは割愛です。

以下感想と最後に推し語りです。

 

 

 

楽しい!!!これにつきます。楽しかった!!!

楽しかった一番の理由は比嘉の存在です。敵ながらあっぱれだぜ。

まず殺し屋と呼ばれる男で、「手塚ぁーーー!!!」で台車に乗ってはけていくのがずるすぎる。あんなの何回見てもおもしろい。「まるでヒットマン~」の時にライフルを構えるような振付が気に入って一緒に踊って遊んでました。

次に知念のゴーヤマイクでのビートボックスからのラップ。雷太さんのポテンシャルがすごい。神戸から徐々に客席もラップを覚えてコールになっていたのはすごかったです。テニミュの客すごい。南の島からきた刺客で起こったコールも感動しました。

KILLERのジャイケル・マクソンもかっこよかった。冷静に考えるとマイケルの意味がまだわからないけれど、対戦相手の手塚もバックダンサーの六角もかっこよかったです。この時のサエさんについてはのちほど。続けてバイキングホーンもテン上げからのテン上げで会場がブチ上がってました。火柱の熱さに気を取られていたのですが、この時センターステージでラケットをオールにして船を漕いだり、ラケットを釣り竿にして客を釣ってたせーちゃんがかわいかったです。泳ぎながら打ち返すのもかわいい。比嘉の海賊船が立海タイタニックを大砲で沈めてから六角の魚とにちかのあまちゃんが出てくるのは意味わからすぎてドリライみを感じました。比嘉がはける時の「イヤーサーサー」も楽しすぎてもう一度くらいやりたいのでまたドリライ2018に行きたいです。

比嘉、ドリライ初参戦にてまさにダークホースでした。君たちの曲が一番楽しかったよ。

 

 立海も初めてのドリライとは思えない王者の風格でした。

ジェントルマンとペテン師からのサティスファクションと、過去曲も新曲もやってくれる辺りに福利厚生を感じました。神戸初日で近くの仁王担の子が手品で鎖に縛られる仁王を見てずっと「仁王くん!!仁王くん!!!仁王くん!!!!!」と叫んでいたのをよく覚えています。彼女は残りの公演、この演出の刺激に耐えられたのかが心配です。

テイクイットイージーの演出が映像からオチまでトンチキでおもしろかったです。

日替わりで無茶振りされた時に「俺にはこんなに大勢の人を幸せにすることなんてできねぇ…」と言っていた優作さんのジャッカルがイケメンでうっかり惚れました。鉄柱のプロ。

 

二度目のドリライの六角。比嘉戦を経ているので全員そろった姿にありがたみを感じます。ドリライ2017で初登場したオジイの人形も再び見ることができました。17終了後、木更津役のゆうごさんが持って帰っていたので彼がまた持ってきてくれたのでしょうか。一回実家に送っていた気もする。神戸では奈落から、横浜ではリモコン操作で台車に乗せられてキャストの間を通って登場するオジイでした。じわじわきます。

六角といえば海!六角といえばアロハ!なところがあったのですが、今回の私服衣装はスポーティーな雰囲気で衣装さんツイッターによるとおしゃれしたい年頃がテーマだったらしいです。みんなちょっとヤンキーよりな中に赤はラインだけで黒のジャケットのサエさんが一人大人びててイケメンすぎてずるかったです。かっこよすぎてずるいです。

比嘉も沖縄の伝統衣装寄りのものが多かったですが、今回はラップなのでB系だったりして固定観念を払拭してくる衣装設定がよかったです。

 立海公演の「風林火山」で「火」担当として突如現れていた六角のみなさんでしたがドリライでは黒フードに赤のライトセーバーを持って現れていて立海公演観ていない人には何故六角が「火」の時だけ来るのかわからない演出になっていました。ユニフォームが赤いからみたいな理由で突然現れる。黒フードで顔が下半分しか見えないにも関わらずサエさんはかっこいいからすごいですね。(主観)

 「這い上がれ海堂」で謎の矢沢を披露していったバネさんのように六角はちょこちょこバックダンサーがありましたが、木手くんの「KILLER」のハードロックな六角はやばかったです。ジャイケル・マクソンの時点でテンション上がってるのに鋲がバチボコついてる革ジャンベストな六角メンツがめちゃくちゃかっこよかった。神戸では普通に踊っていた佐伯が横浜の19日夜から突然バックステップの振りでベストはだけさせて踊りだしたので、今年一番甲高くてデカい声がでました。発狂に近かった。途中から突然追加してきたので刺激がすごい。ちなみにメインステージよりのセンターの時は後ろ側だから肩見えないな~(センターステージで踊っているので)と思ってたら背中がめちゃくちゃ見えて気が狂うかと思いました。あの衣装、インナーはマッチョタンクで脇口広めなんですよ…。

 ハードロックに決めたかと思うと続けて歌われたバイキングホーンでは魚の恰好で出てきてふり幅が広い。

「一つやり残した事」は甲斐くんとは試合はしても全く接触がなかったので個人的に救われました。会話しても嫌ではないけど自分の中にどんな感情が生まれるかわからなかったので…。デカい会場でソロを歌わせてもらえることに感謝と感動でした。

 

各校、個性強めで来ていたので、青学は主役らしい王道な印象がありました。日替わりネタはジャージの着こなしという一見地味な話題でしたが、「着こなしを変えずともレギュラージャージが似合ってきたということだな」と手塚が締めるのが感慨深ったです。青学としてのオーラが最高潮にきているのに卒業というのは寂しかったです。しかし手塚のポロシャツのボタンを片手で外す優くんの大石は何者なんだ。

卒業のあいさつもひとりひとり個性が出ていて、個性があるけど全員なんだかキラキラしていて共通する素直さがあって素敵なあいさつでした。神戸楽の時はにちかちゃんが「あと4回、みんなとステージに立てる」と言ってくれた頼もしさもあって(ちょっと涙ぐんだけど)すがすがしいあいさつで、横浜楽も寂しいけれど卒業はおめでたいことだから彼らの旅立ちを後押ししたいと思えるあいさつでした。

牧ちゃんの「悲しくて泣いているんじゃなくて、みんな(青学)が泣いているから泣いてる。みんなが心の一部になってるからみんなが泣いてると俺も泣いちゃう」という言葉は用意したものではなくあの時にぽろっと出た言葉のようで、こんな素敵な言葉が本心から出てくる青学9代目は本当に素敵な代だったなぁと思います。牧ちゃんのこの言葉は心の片隅に額縁に入れて生涯飾っておきたい名言です。

2年間、本当にありがとう。卒業おめでとう。

横浜楽でレギュラーを新青学がラケットを手渡しで受け取ってバトンタッチするという演出は9代目の卒業が目に見えるかたちで現れてしまったので正直まったく覚えていないです。驚いて呆然としていましたが不二先輩のパートになった瞬間、10代目の不二先輩は絶対観なければ!と我に返りモニターを見たら美人風の不二先輩がいてちょっと叫びました。一番最初に好きになったキャラクターなので何代になっても真っ先にチェックするのは不二先輩というのがやめられないです。

 

 

 OPで「THIS IS THE PRICE OF TENNIS」を「歌って!」とモニターに出てきて客が歌うという演出があったのですが、自分が「THIS~」を歌っていることと全員で歌っていることとモニターに「ありがとう!」と出てくることと始まったら終わることで胸がいっぱいになって何度か泣きました。

大楽のアンコールでセンターステージで円陣を組んでいた9代目を観て、彼らの歩みはここからなんだなと感じました。9代目の未来に幸多からんことを。

楽で天井から15周年のロゴ入りハート型が紙飛行機のように旋回しながら降りてくる様は本当にきれいで、テニミュを愛したすべての人の想いの結晶がこの光景なんだろうなと勝手に思いしばらく横アリの天井と全体を見渡して立ち尽くしていました。一枚だけ手元に落ちてきた空夢さんのコメントが爽やかすぎてエモさが爆発して青9卒業挨拶の時より泣いてしまって前後左右の席の方にたぶんツイッターのアカウントとこのブログばれましたね。

 

 DreamLive2018楽しかった!幸せでした!

 

 

 ここからは推し語りです。先代(2nd)のキャストと比べる話題なので読んだあとの不快感については個人の責任でお願いします。極端な悪口ではないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2ndから観ている人なら知っていると思うのですが、ドリライ2014の直前で起こったことがどうしても許せなくて、一生このこと忘れないからな、どんなに取り繕ってもお前のことはそういう目で見るからな、一生許さないよ、くらいの気持ちでUさんに対して思っています。他のメンバーは悪くないので学校が出てくる時は楽しんでペンラ振ろうと思っていたのにトークパートになるとやっぱり彼の発言が脳内にチラついて、でも裏ではこう思っているんだよな~~~となってしまってとても楽しめなくて悔しかったことを今でもよく覚えているんですよ。

その時はまだ若手俳優の炎上というものに耐性が弱いこともあったので、余計に折り合いがうまくつけられなくて辛かったです。

推しでもないし、公演は映像で見たのでそんなに傷つくこともないんじゃないかと思うのですがやっぱりサ……んは好きなキャラクターなので好きなキャラを役者の影響で好きになれないのが素直にしんどかったです。六の中では一番好きなキャラというくらいなのにこのしんどさなのだから原作から彼のことが好きな人は相当辛かっただろうなと思います。

 

 

この複雑な心境があったが故に3rdのキャストには感謝しています。数年ぶりに好きなキャラを雑念なく見られる、キャラとして見られる喜びを感じました。

当然のことだとは思いますが、やはりキャラクターを見たいので演じている人の存在は可能な限り消してもらえるのが原作物を楽しむ点から見るなら重要です。

そのこともあり、今回佐伯を演じたのが彼でよかったと感謝しています。

 

ドリライも終わり改めて、彼の人間性を垣間見えたのは兄弟間のこのツイートでした。

 

 

 

 昨今、若手俳優全員が受けていると言っても過言ではないテニスのオーディション。

キャスト発表があり、双子と知ったときにはもちろん二人で受けたんだろうと思いました。比嘉が終わったあとのSHOWROOMで終わったしオーディションの話してもええよな、と自ら話題を出したのは兄の方でした。

配信見た人は知っているし、ファンがわりとツイートしているのでご存じの方も多いとは思いますが、念のためこのブログ内で話が通じるようにするために簡潔に書きます。台詞は大阪弁がわからないので標準語に直しています。一字一句覚えているわけではないのでだいたいのニュアンスです。

 

オーディションを受けた当時はまだ大阪に住んでいて、オーディション当日に弟は胃腸炎で外出が出来ず、兄は「お前が行かないなら俺も行かない」と言い張ったが弟は「次の仕事につながるかもしれないからお前だけでも受けてくれ」と頼み、兄単身でオーディションを受け、最後に弟の事情を説明し頭を下げて頼みこみ、そのかいあって弟も別日で受けることができ結果、佐伯役を射止めました。

 

兄は「俺が最初受けて、俺がお願いしたのに、俺なんなん?(笑)」とオチをつけていましたが、この話を聞いた時に二人で勝ち取った役だなと思いました。

オーディションで役を勝ち取ったのは弟の方でしたが、兄の存在なしにはできなかったことですし、なおかつすぐ側に受からなかった人の存在がいるというのは特殊な環境だと思います。

誰かがやりたかった役をやるというのは頭でわかっていても、稽古が始まったり板の上に立ったりすると自分に実力があるからこの役をやっていると思い、忘れてしまうのもなきにしもあらずで。(自信があるのは悪いことじゃないけどおごらないで欲しかったです。Uは)でも彼のすぐ隣には兄がいて、ずっと学校も部活もバンドも芸能活動も二人でやってきたから兄の想いはわかっていただろうし、選ばれた特異性や責任はおそらく誰よりも強く感じていたと思います。

だから彼の「一つやり残した事」には一辺の悔いも残さず演じきる彼の気概があの迫力を生み出しました。

バクステ映像で、千秋楽の「一つやり残した事」のあとの彼は目線はくれるもののカメラの前でもしゃがみこんで息が荒いまま、「やり残した事はない」と断言する姿を見て、自分の2年間のすべてと役に関わる人のすべての想いを全力でぶつけてやりきってくれたんだなと感じました。彼が佐伯で本当によかったとこの時改めて思いました。

最初の公演から驚くほど見違えるように成長し、大好きな代にもなった9代目とずっと一緒に走り続けてきたのが彼で本当によかったです。

 

テニミュの特別な思い出がまた増えました。

 

彼と彼の演じるサエさんに出会えてよかったです。

 

ありがとう。