『ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭』東京公演
年末に明治座で行われた「ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭 全力疾走!あんまりやりすぎるとつかまえちゃうよ!」略して「る年祭」を観てきました。
楽しかった!とても楽しかった!1回目で消化しきれなかったのが2,3回目で理解してからは楽しさ急上昇で東京楽後は特典でもらえたユニットCDをエンドレスリピートしています。
12/30・31を観劇したので日替わり等はその日のみになります。
いつものことだけど、長い記事になります。あとメモを兼ねているのでおもしろかった日替わりを記録しているので読みにくいです。ネタバレ配慮なしです。
ツイートもしていましたが、観ていない人には何も伝わらない感想だったので簡単に紹介すると
第一部 お芝居「SANADAMA・る」
伊達主従目線で真田一族と大坂の陣を描く、笑いあり、涙あり、歌あり、踊りありのエンターテインメント時代劇
第二部 ショー「プロデュース1615」
戦国武将たちで結成されたアイドルユニットによるLIVE
です。※公式HPより
今年のW座長は辻本さん(辻はいってんしんにょう)が伊達政宗を安西さんが片倉重長を演じております。制作会社る・ひまわり(以下るひま)お馴染みのキャストから今作が初出演の若手俳優まで27名のキャストが協力し作品を作り上げつつ、互いの個性と強みを発揮していて全員が魅力的でした。
『ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭』公開ゲネプロ | エンタステ
ところどころよくわからない映像がありますが、とりあえず貼っておきます。あとでゲネプロ映像参照とあったらこちらを見てください。
あと歌多いですが、あくまでも時代劇です。一応。
幕が上がると恒例の本編とは1mmも関係ないメインビジュアルの体操服でキャストが並んでいます。
注意事項並びに舞台装置の説明をしてくれます。花道の説明を大山真志(5歳児のしゃべり方)が、舞台中央にある盆の説明を佐奈ちゃん(ハーフパンツをブルマ並みにまくり上げていて説明後太ももをチラ見せして戻っていく。東京楽では両太ももをチラ見せした)がしてくれます。
今回、る・ミカというペンライトが数量限定で発売されており、その説明を佐藤さん(以下さと兄)と宮下さん担当。照明さんのスイッチャーと繋がっていて色が自動で変わるペンラで、説明中に次々と色が変わる客席はきれいでした。ライブではない一部も「星がきれいだ」という言葉を合図にペンラを振っていい演出になっており、2階席から見ていると二部司会の三上さんの言う通り、チェルシーフラワーショーのようにきれいでした。
座長のあいさつを合図にみんなはしゃぎながらはけます。W座長は着替えがあるので猛ダッシュですが登場まで余裕のある人はギリギリまでなんかやってたと思います。猛ダッシュする座長しか見てなかったからわからないけど。
事は方広寺鐘銘事件から始まります。31日昼の時に「国家安康」の布が上手く落ちてこなくて少し焦る真田信之役の内藤さん。
家康役は滝口さんなのですが、台詞や口調が破天荒キャラをやっているトーク中の滝口さんのまんまでした。その軽い口調が大御所さまとして実権を握っている余裕と闇を感じて、口先では仲良くやっているようで机の下で蹴りあっているビジネスの世界が見えました。「国家安康」のいちゃもんがリアル。
天海役の加藤さんがアドリブでファッションチェックや、小顔マッサージや占いをするのですが考えながらしゃべっているのでとまどってる反応がリアルでした。31日のどっちか忘れたけど占いで半蔵(二瓶さん)に「パチンコ玉を10個飲み込んで6個お尻から出します。そして1個出す度に1個飲み込んでおなかに常にパチンコ玉4個をいれておくと運気が上がります」と言い出したのが意味わからなすぎて腹抱えて笑ってました。二部のユニット、マンカブ(兜の擬人化)の「君を守りたい~但し頭の部分だけに限る~」とマーライオンZの「口から水」の作詞は加藤さんが書いていて、このリリックはこのセンスからくるのか…と感心しました。
徳川と豊臣家臣の木村重成(杉江さん)がもめているところに、空気を読まず登場する片倉重長。
座長の登場は花道からなのですが、重長は主役に似つかわしくない軽さでひょこひょこ小走りで登場し、家康に家康様はいますか?と尋ねてしまう主人公らしくない振る舞い。対する政宗は白装束で重長に呼ばれ、歩きながら名乗り主役らしく見栄を切る。
今回のW座長は同じ軍でありながらも、対比が描かれていたのは政宗の藩主としての有能さと重長の空回りする野心が上手く演出されていたからだと思います。
作品の見どころとして事前のインタビューでは「上司と部下の話」と言っていましたが、まさに政宗というゴマすりが上手い世渡り上手な上司と志だけは高くいずれ天下を取る上司がこびへつらうのを嫌がる新入社員の関係でした。実際会ったことはないけど大手にこういう新卒いそうじゃないですか。まだ実績がないのに営業で頭下げるのを嫌がる新卒。なので重長はおおよそ主人公らしくない主人公でした。
そんな重長を自身の持っている引き出し全てを出して幅のある演技を見せてくれるのが安西さんの技量のすごさだと思います。
辻本さんの政宗も某ゲームとは違う、豊臣と徳川の天下取りの時代に上手く立ち回るために道化にもなりきる食えない人物で70歳まで生きるのが見える政宗公でした。辻本さんの柔和な笑顔で流されたらそれ以上はつっこめない。
方広寺の件も遅れてきた詫びに白装束で登場し切腹すると見せかけ、金を配り、家康の事件収集の条件を豊臣側へ伝えることで解散となります。この時重長は、土下座をしている政宗に背を向けて見もしません。
この場面では滝口さんのネクストブレイク俳優いじりと本多親子による重長の陰口日替わりがありました。
滝「今日、俺の親が観に来てんだよ!」
滝「昼に親の前で売れないイジリされて親が落ち込んでるんじゃないか心配して妹に聞いてみたら『お母さん、結構ウケてたよ』って言われたんだよ!」
原田・井深「あの人、オダギリジョーに似てると思ってるらしいわよ。目細めたらほとんど研ナオコのくせにね~。なまたまご~」
安西返し、忘れた。
※安西さんは「アリスの棘」というドラマでオダギリジョーの役の青年期を演じていました。近いっちゃ近い。
原田・井深「あの人、マネージャーに一日一回人間否定されてるらしいわよ。やりがいがないって言われてるらしいわよ。ほぼ滝口~」
安西返し「俺はスペースクラフトで役者人生を賭けてるんだ」
※スペースクラフト=所属事務所。大山真志も同事務所。幸村に好きなタイプの芸能人は?と聞かれた時に答えた「栗山千明」もスぺクラ所属。
あとここで突然、みんなで踊り出す安室奈美恵(?)の曲がまだわかっていないので知っている方、コメントで教えてください。
家康に対抗したい伊達は真田幸村が幽閉されている九度山に重長を送ります。ここでやっと名誉ある任務を任された重長はさっきまで「辞めてやるよ!」と騒いでいたのに、すごい勢いではりきります。ここのはりきり具合が毎度変ではりきっているというより挙動不審に近かった。
30日に片倉小十郎を演じる兼﨑さんに「父上ぇ!大事な書状を破ったね!」とアドリブを入れてました。
重長は期待されていると思っていますが、政宗としては幸村に会せることで重長の成長を図っているよくできた上司です。できる上司は手取り足取り教えるだけではなく、成長できる環境を用意する。自主的にがんばっていると思っていたら上司の支えありきだった覚えがあるのでちょっと恥ずかしくなりました。
九度山に来た重長が見たのは上杉景勝と直江兼次によるブートキャンプをしている真田十勇士(現時点では9名)たち。ブートキャンプまじで5分くらいやっているので、初登場からハードに動いたあと芝居続ける真田軍の体力すげえと思いました。特に三好兄弟(さと兄、宮下さん)辺り。年齢的に。ゲネプロ動画にもありますがマジでラストの腹筋はきついですよね。
ブートキャンプ後に毒舌すぎて筆談で話す直江が景勝の許しが出た瞬間キレだすくだりで高速ブートキャンプの動きをする陣くんの機敏さがやばかったです。衣装がノースリブなんですが腕の筋肉がゴリゴリで、る塾の時にスーツがパツパツなことは嶺さんに指摘されていたけどよくスーツ入ったな、というくらい太かったです。
直江にビビって端の方でおしっこを漏らしている兄者(宮下)がおもしろかったです。
真田軍は人数も多く、さと兄と宮下さん、中村さんという常連飛び道具がいるので日替わりアドリブが多い。そして長いです。
東京楽
— こがんも (@koganmomo) 2018年1月1日
中「おいコラ2.5次元芝居。(中略)ラケットでも振ってろ!」
碕「そういうあんただってついこの間サッカーボール蹴ってたくせに!」
突然、客席に向かってしゃべりだす才蔵(碕)に対して小助(中村)がキレるやりとりがあってこの時、佐助(小沼・2nd全立跡部)、六郎(田中・8代目乾)、十蔵(滝川・8代目河村)が詰め寄ったり、小助に指差されてたりで内輪ネタだけどウケました。
ちなみに幸村役の佐奈ちゃんも8代目海堂なので真田十勇士は半分がラケット振っていたし、W座長もラケット振ってたしたぶん10人くらいはラケット振ってた人いました。
隠密のはずがあっさりみつかり、捕らえられそうになる重長ですが幸村に「おかえりなさい」と言われただけで、今まで臨戦態勢だった十勇士からおかえりと仲間に入れてもらえるのが幸村信者すぎて気持ち悪かったです。佐奈さんの落ち着いた声とカリスマ性のある佇まいが説得力があり、あの瞬間だけは気味が悪かったです。
潜入捜査で九度山に着いた重長が十勇士にみつかり、一悶着ありながらも仲間に入れてもらえるのですが、そのくだりの日替わりもまあ長いです。
るひまあるある、キャストの私物を舞台上に持ってくる。がここで披露されました。初めてるひまさんの作品で見た時に若干引いたんですが、毎度やっているとバラエティの脚本として読めるようになりました。
中村さんが持ち出した政宗の家の鍵と見せかけて、客席に投げたのは実はさと兄の鍵だったり
(鍵を拾った客に対して)
さ「お前を出待ちしてやる!」
さ「部屋の番号は1-----号室だ!」
さ「今日から同棲決定だ!」
「鍵を返してくれたあなたにはこのゴールドカードをプレゼント」と言って客にさと兄の免許証を渡してたり
中「東京都----区…」
さ「やめろ!免許証もそんなに見るな!」
ついに免許証を持ち出されるのがさと兄だけでなく、しらまたとたなかも持ち出される。
— こがんも (@koganmomo) 2017年12月31日
初出演、涼星くん洗礼を受ける。
さと兄の財布から持ってきた一万円を上げたら、やるよお年玉だよ。とあげようとしたので若干焦った中村さん「あれは宮下のだ」
と、内輪的な日替わりが繰り広げられるのですが、夏の陣で死んでしまうことを念頭において愛着を持たないようにしていました。わかっていてもおもしろいから愛着わいちゃうんですけどね。
最初の目的では伊達藩とは何も関係がないことを確かめるために持ってきた政宗くん人形(辻本さんが人形として運ばれてきただけ)でしたが、最終的に佐奈ちゃんが辻本さんも煽るだけになってました。ここで先輩を煽れる度胸がすごい。
「わたしにあって、あなたにないもの。それは若さです」
東京楽のみ「あなたは丑年。わたしも丑年。この意味がわかりますか」になっていてこちらも恐怖を感じた。むしろ辻本さんの若々しさがすごい。
重長が真田軍に潜入しているころ、政宗は豊臣に家康からの条件を伝えに行きます。
ここで淀殿と秀頼が初登場です。
淀の方は紫吹さん。一言、台詞を言うだけでも凛とした声が劇場に響いてトップスターのオーラがすごかったです。
秀頼は永田くん。初るひまで初めて観たのですが、いい芝居しますね!ゲネプロ動画の通り、権力に頼る傍若無人ぶりがいい味を出してました。今回、彼を知れたことがかなりの収穫です。軽薄は喋り方をするけれど、イラついている時に放つ言葉の冷たさがよかったです。
根津甚八と新しい名前も気に入り、すっかり真田十勇士になじんできた重長。
満月祭を盛り上げるために尾崎豊の「僕が僕であるために」を歌います。この時、座長の若手俳優としてあるまじきレベルで変顔をしながら歌います。推しが白目向きながら歌っている…。
他にも祭を盛り上げるために、日替わりで一発芸をキャストが披露していくのですが一発芸とは関係のない田中くんの「半分、月のおれが行かせてもらう」がツボでした。残り半分はなんなんだ、とつっこまれて「地球人だ」と普通に返すのもツボ。上半身が月で下半身が地球人らしい。
甚八(重長)が歌ったあとに、小助が「歌の次は踊りだろ!」と言って直江兼次とダンスバトルを始めるのですがこれがかっこいいんですよ!!これで小助に落ちた。
兼次役の青木くんの身体能力とブレイクの腕前は知っていたけど、小助役の中村さんが青木くんと対抗できるほどダンスができる人だとは知らなかったので衝撃を受けてそのまま好きになってしまいました。柄の悪いダンサーが好きなので。
ダンスバトルの後に互いの健闘を称えあってグータッチするのですが、二幕の夏の陣で会った時はこの二人で殺し合う殺陣があります。なので二回目以降はこのダンスバトルを見るたびに「殺し合う運命」というキャッチフレーズがちらつきました。
舞台を見ていない方もお分かりかと思いますが、一幕で真田十勇士はこれでもかというくらい馬鹿みたいにおもしろおかしくにぎやかに騒ぎます。
みんな死ぬから感情移入しないようにしとこ、と思っていてもキャスト陣が全力でおもしろくしてくるので結局愛着が沸いてしまうんですよね。泣かせる計算の内だとわかっていても好きにさせられてしまう。真田十勇士のみなさんが素晴らしくかったです。
満月祭の盛り上がりが最高潮になると、大山真志演じる真田昌幸の亡霊が登場します。花道からでかい羽を背負って全身白の衣装を身にまとった昌幸(ゲネプロ動画参照)というインパクトが強すぎて何がなんだかわからないのですが、この昌幸は大山真志なのでデカい上に歌がめちゃくちゃ上手い。視覚と聴覚のインパクトが強すぎてあっけにとられている内に真田家さいこうの歌が終わって「センキュー!」と言ってはけます。この後も出番はあるけれど昌幸は歌うか亡霊として生者を見つめるだけかで台詞なしです。
客席を代弁するような重長の台詞が日替わりで
「すげー!6分で全部持ってちゃったよ、あのひと!」
「すげー!なんか俺の記憶ではあと20kgぐらい太ってた気がするんだけど!?」
がおもしろくて記憶に残っています。
この唐突な昌幸ワンマンショーから一転して、小論文の提出と農作業スタンプ5個を手に入れた重長は幸村と二人きりで話す機会を得ます。
目的は幸村を伊達軍に率いて手を組むように誘うことですが、結果は幸村に「主君のために死ねるか」と問われて迷ったすえにできないと答え武士として否定され面会は終わってしまいます。ここで嘘がつけないのが重長の未熟だけれど自分に正直な性格が好きです。自分の感情をごまかさない性格が後半の成長を後押ししていると思いました。
満月祭からの賑やかさから暗転せずに幸村と重長のシーンは場面が変わるので、安西さんは舞台の空間も演技で変えてしまう力を身につけていますよね。いつも間に物にしたのだろう…。
満月祭のショートコント時にさと兄が「高所恐怖症」を「きょうしょこうふしょう」と素で言い間違えて、松村さんさえも役柄的に笑ってはいけないのに噴き出してしまったシーンも彼は笑ってなかった気がするのでスイッチの切り替えが入ったら入りっぱなしだけど早いんですよね。
家康の接待ゴルフの場面もあったりで、政宗サイドは交渉や言葉での駆け引きが多くて合戦外の武家同士の権力争いの中でうまく立ち回っている姿がよく描かれています。
重長からの手紙を成実が読み上げる形で、重長の任務報告が入るのですがここにも日替わりで隣にいる兄者から「最近、漫画とかアニメを原作にした舞台が流行ってるらしいんだけど重長はどんな原作の舞台が観たい?」と聞かれて
「クレヨンしんちゃん」(しんのすけは原田優一。21世紀のカメレオン俳優だから)
「ボボボーボ・ボーボボ」(ボーボボは木ノ本嶺浩)
「ケロロ軍曹」(ケロロは兼ちゃん。よほど気に入ったのかはける時まで「兼ちゃんがさぁ、あの体格で『ケロ~』とか言ってるのおもしろくないwww」と言っていた)
他にも骨の擬人化の話とかもしてました。今回やたら2.5次元舞台に絡んでくるアドリブが多かったです。流行りだしバブルだからかもしてません。
※記憶が薄れ出しているのでこの場面、もっと前だったかもしれません。
そして一幕のクライマックスとして冬の陣が始まります。
出演者総出で歌い出すので、めっちゃミュージカル。ゲネプロ動画の一番最後がそれです。
一人一人がワンフレーズしか歌わないですが、驚き、戸惑い、意気込み、迷いがワンフレーズでわかるのでこの戦いでそれぞれが何を考えているか伝わってくるので人物が多くて関係性が入り組んでいてもここの歌でかなりすっきり理解できました。
休憩時間は30分とたっぷりあるのでトイレも焦らなくていいし、おみやげ屋さんを見るもよし、喫茶や食堂もよし、特典交換するもよし、ガチャするもよし、客席でお弁当を食べるもよし(休憩中は客席飲食可なんです!)、レポするもよしなのでいろいろ楽しいです。今回割と食べた方です。
安西座長が満足した牛タンシチューコロッケ
辻本座長が取り計らってくれたずんだシェイク
安西座長プロデュース「なにを食べるかじゃない誰と食べるかだよ御膳」(通称:肉御膳)
辻本座長プロデュースのお弁当もあったのですが、そちらは予約していなくてすみません。でもこっちの方が盛り付けもおかずの内容もおいしそうだった。
肉御膳もおいしかったですが、いかんせん肉づくしなので…。
二幕開幕です。
二幕が開幕すると、冬の陣が終わっていました。
歴史好きの方は周知のとおり、家康軍の大砲に恐れをなした豊臣軍は休戦の申し入れをして自体は収まります。
真田十勇士として潜入していたにも関わらず、真田丸の存在に全く気がつかなかった重長は自嘲気味にふがいなさを笑うのですがこの辺りから己の器量を自覚し始めてきたと思います。二幕の重長はずっと迷っていた気がする。
大阪城では淀殿と大野がヨガをしながら、冬の陣休戦の理由を話します。この辺りから秀頼の側近である木村に視点が寄せられてきます。
機嫌が悪くなった秀頼は猫狩りに出るのですが、この時の秀頼がまぁわがまま坊ちゃまって感じで、いいキャラしていました。個人的に秀頼はこういうわがままな人物だと待ってました!と思ってしまう。
わざとボウガンを落として政宗に拾ってもらい、その手を踏む時も憎らしくてよかったです。八つ当たりはしているけれど自分の無能も理解してないわけではない物言いも、秀頼もいろいろ辛いんだな…とバックボーンをちらつかせるのでオタクはこういうの好きです。
秀頼の八つ当たりを理解した上で、なんともないようにニコニコ笑いながらボウガンを渡す政宗もこれが彼の処世術なんだなと思わせるような笑顔でした。
大阪の陣が休戦となり、真田軍の元に帰ってきた重長。自分のふがいなさを悔やんでいるのか膝を叩きます。…が様子がおかしいです。
「ぺん!ぺん!ぺぇん!ボールペェン、シャーペェン、んん゛ん゛ー!フリクション!!!!!」
一体、演出家にどう言われてこうなったのかわかりません。しかもこの後まったくネタに触れることなく真田十勇士で重い話を始めます。
正解がわからない重長に幸村は「そのためだったら死んでもいいと思えるのが理想」と答えます。その言葉を聞いた十勇士が各々、自分の理想の死に際について喜々として語りだします。みんな死ぬので感情移入をできるだけ減らしたいのですが死に様話に花を咲かせる彼らの笑顔は少年のように輝いていて好きにならずにはいられませんでした。十勇士オールキャラ系が好きな人は絶対好きになると思います。
※時間が空いてしまい記憶が薄れてきているので、ここからは時系列あやふやで書いていきます。
と、思ったらるーぶろがご丁寧な大量の写真と共にブログを書いてくれたので、ここからはこれを頼りに書きます。
家康に呼び出された政宗は一幕同様、切腹をする振りをして場を収めようとしますが、いつまでも通じると思うなと腹立った家康に斬りかかられるがあっさりと家康の首元を奪った刀で抑えます。この後、二人でふざけ合うように斬りかかっては除け斬りかかっては除け「危ない危ないwww」と笑いながら走り回る姿が、ウェイな学生の半分本気半分冗談の特有な気持ち悪い空気がすごかったです。お互いの力関係をわかっていながらも平等のように仲の良い友達として絡んでるあの気持ち悪さ。注意すると「ちょっとふざけただけ。何マジになってんの」で逃げるあの気持ち悪さ。よかったです。
政宗たちが去ったあと、本気で政宗が殺しにかかってきていたことを知りながらふざけている振りをしていた家康が独り言のように「たまんねえな」という言い方が上手かったです。
滝口さんの家康はベラベラ軽い口調でしゃべるのに最後を締める一言で空気を変えてしまうのが舞台中、何度もあってすごかったですね。
秀頼の命により小松姫を誘拐し、夏の陣の開戦口実を作ってしまいます。
この時に重長を真田軍に送り込んでいることがバレて、政宗は家康から謹慎を告げられます。
開戦間近となってきたので政宗たちは重長を連れ戻しにきます。変装をして。
【る年祭】伊達藩は変装がお得意…かもね。
— る・ひまわり (@le_himawari) 2018年1月5日
大阪公演は1月13日です。残り2ステージ!
梅田芸術劇場にてお待ちしております。 pic.twitter.com/iXsEmPDAYr
100%そうかもね、をキレキレで踊りながら現れる三人。合いの手はもちろん「まさむねっ!」です。この時の兼ちゃん何度見てもおもしろいです。
このふざけた格好のまま、抵抗する重長を説得し、幸村とそれぞれの理想論について話ます。
政宗のモットーは「図太く長生き」。そして命懸けとは死ぬまでの一日一日を丁寧に生きるということを理想としており、対する幸村は豊臣の臣下として豊臣のために命懸けで天下をとることを理想としています。
正反対の理想論を語る政宗に「理解し合えないのかもしれない」と告げる幸村に対し、「互いの理想を理解し合うことはできました」と答える政宗。
伊達正宗は見た目の派手さと数々の逸話から、トリッキーな人物として描かれることが多いですがる年での政宗像は辻本さんの人間性を活かせる人物像として描かれているように思えました。
天下分け目の大戦が行われているこの時代に皆が穏やかに暮らせる世の中を作りたい、そのためには道化も演じるし、笑われるのも構わないと自分の理想とその世界を目指す方法を語る姿は、る年でしか見られない政宗だと思いました。
辻本さんの笑顔は爽やかでお顔がきれいなのですが、何かを抱えている目をしている気がします。
さっきまでノリノリで歌っていたとは思えない切り替えの早さなので、トンチキな恰好もまったく気にならない引き込みでした。
るひま常連組のみなさんは切り替えスイッチが早いだけでなく180°変えてくるのが毎度すごいなーと肌で感じます。
そんなこんなで小松姫をさらう計画を立てたのは秀頼の側近の木村で、すべては大阪の陣を開戦する口実を作るための自作自演であったことがわかります。
夫の信之様はこのことを知らずに姫を助けに行った豊臣の城内で捕らえられてしまいます。この時、案内をしたのが本多忠勝なのですが、忠勝と信之キャストはレミゼでマリウスを演じていたこともあり、忠勝役の原田さんがここで散々いじり倒してました。
「わたしも君みたいにきれいな役ばかり来ると思っていたのだよ。″新″マリウスくん」
「いずれ君もわたしの路線だ」(内藤さん笑いをこらえながら)「嫌です」
計画が上手くいき、家康から褒美の話をされるとすかざず大阪城が欲しいと答える木村ですが、用なしと切り捨てられます。この時、豊臣に親を殺された恨みを吐露するのですが、なぜかわたしは初日にここでやっと彼が杉江くんであることに気がつきました。何役なのかすっかり忘れていてずっと「木村役の子、かわいいな。控えめだけど目がでかいな」と思っていてここに来てようやくスポットが当たり「杉江くんじゃん!!」と気付きました。
たぶん、彼もまた場数を踏んで役ごとに違う空気をまとうようになったからかもしれません。全然気がつかなかったです。
木村が 実は家康側についていた直江兼次に殺されそうになる危機一髪のところで上杉景勝が助けにきます。
裏切りの理由を問いただすと「なぜわたしではなく真田幸村に未来を託したのですか」と答える兼次。
景勝と兼次の主従関係が一番、殿と従者らしいやりとりをしていたので裏切った理由が自分以外のものに戦を託したからというのがもうたまりませんね。馬鹿なことを言いますと誰かにとられるくらいならあなたを殺していいですか、ってやつだと解釈しました。よく見ると兼次は前半で口が悪いから目つきも悪くなっているように見えて実は要所で幸村をにらんでいたり、景勝があきらめの言葉を言うと悔しそうな目をしていたりしているようでした。
君主を慕っていたからこそ、真田軍に途中から玉が出なくなる鉄砲を納品するという裏切りをするわけです。そう途中で玉が出なくなる鉄砲です…。
夏の陣が始まったまさにその時、重長は上司である政宗にタメ口で戦に連れていけと騒ぎます。
最初に体調の悪そうな小十郎に飛びかかっては避けられて3回くらい受け身で転ぶのですが、東京楽の時は力が入り過ぎたのか腰を打ったらしくしばらく起き上がれなくなってかなりヒヤリとしました。この時アドリブで「あんま無理するとお前が死んじゃうぞ(通常は「おやじが死んじゃうぞ」)」と寝転がりながら台詞を続ける重長に向かって「どんな体制ぃぃぃ!?」と二回も機転を利かせて会場の空気をゆるめてくれた木ノ本さんには感謝です。
なんの策もないが戦場に連れていけと言ってきかない重長は主人公としてあるまじき無鉄砲さでしたが、「そんなところで死ぬような男だと思うのか」と言い切る姿は主人公らしかったです。
初めて観た時は重長がW主役の一人にはなかなか見えなくてすっきりしないところがあって、この辺りでようやく主人公としての片鱗が見え始めたのですが、やはり主人公補正がかかっているような強さを感じられなかったので自信があるけれど無計画すぎて「今の重長に何ができるのか?」と疑問を持っていました。
語弊があるとは思いますが、ヒーローの足手まといにしかならないのにやいのやいの言って戦場についてくるヒロインみたいな。いや、ちょっと違うんですけど。それに近い感じ。
でもこの主人公らしいところがあまり見えない重長だからこそ、最後に政宗の呪いを解けるのかもしれません。
大阪城で『重長です!』の旗を振る重長に、政宗があの丘を越えろと伝え、それに対する返事が「あんがとね」でした。31日は「かしこ」。
大阪の陣は最初は優勢だった真田軍ですが、例の細工をされた鉄砲により、一人、また一人と自分の理想とする死に方で倒れていきます。
すっごいわかりやすい泣きポイントだな、と思いながらもほんの数十分前まで笑わせてくれた十勇士の死にゆく様は悲しくてただただ泣くしかなかったです。
一番の見せどころでもある死ぬ演技なので全員全力で一人一人、いい個性を見せながら死んでいくので十勇士たちの表情を見ていたいけど、
丘の向かい側から十勇士たちが倒れていくのを呆然と見ている重長の表情も見ていたいし、目の前で十勇士たちを失っていく幸村の悲痛な顔も見ていたいし、倒れていく彼らに駆け寄ろうとする幸村を必死で止める小助を見ていたかったです。あの場面は良い芝居する人が多すぎて視点が定まらなくて大変でした。泣いて視界も悪いし。
頼みの真田軍も壊滅し大阪城は焼け落ちている豊臣軍は秀頼を逃がして自害を決意します。この時の紫吹さん、儚さと迫力のどちらも併せ持っていてすごかったです。大野の泣きながらいう「ええんです」も彼の底抜けの人の好さを感じました。相関図の朝顔の謎が解けました。
一人、豊臣の生き残りとして逃がされた秀頼の前にボロボロになりながらも戻ってきた木村が現れます。
この二人の喧嘩がすごくいいんですよ。完全にW主演を食う勢いでよかったです。
秀頼が裏切った木村に対して「本当の兄は父に殺されたから兄だと思ってた!!」とキレて殴り、裏切った木村は「お前らがもっとしっかりしていれば命がけで仕えた!!」とキレて殴る。最終的に頭突き合いながら本音をぶつけあうんですよ。好きだったから憎いし、憎いけれど好きだったように見えました。
木村が秀頼を好きに見えるのは、オタクの事実婉曲ご都合主義かもしれませんが木村を追いかけてきた兼次に秀頼が殺されそうになった瞬間、木村が怪我だらけの体で秀頼をかばって斬られて死ぬんですよ。そう見えても致し方ないと思います。
木村の亡骸に「復讐しろよ!!!」と詰め寄る秀頼も本当にいい演技で、永田くんを初めて拝見したのですがこれは来るな…と確信しました。事前の宣伝とかで見ていた普段の姿から予想以上の気迫がありました。特に東京楽で気持ちの入りようがグワッと上がっていて演技で場を圧倒できる子だな~と思いました。この気持ち、安西くんの演技を見ている時にもまれにあります。
秀頼が再び殺されそうになった時に十勇士の一人、小助が現れます。秀頼を守るために兼次と死闘を繰り広げて兼次を撤退させるのですが、みなさん覚えてますか。この二人は一幕の満月祭でダンスバトルをして友情が生まれていたのを。(オタクの妄言です)
この伏線に気付いた時に小助への好きという感情が一段加速しました。この時の殺陣もかっこよかったですし。
軽々と木村を抱きかかえ、安置するし秀頼を安全な場所まで連れていく小助。確か彼の最後はこの場面で明確な生死は描かれませんでしたが、真田家が滅びてしまっても小助には十勇士たちの分も生きて欲しいものです。
シリアスシーンが続き、その場面転換として真田昌幸(大山真志)と本多忠勝(原田優一)のデュエットが挟まれます。もはやみんな知っていますが歌が上手い。この組み合わせで色々考えている方がいたりしてみんな脳をフルに使っていて偉いなぁと思いました。歌が上手い二人だから歌わせたんでしょ、と思ってました。
九度山で政宗が「次に会った時はあなたを斬らねばならない」と言った通りに再び大阪の陣で会ってしまった幸村と政宗は戦う運命となります。
ストーリーとしてもクライマックスで殺陣としても一番の見せ場です。盆の上に組まれた階段や段のあるセットがそのまま回転する中で殺陣を行います。結構長いし、手数も多い。そんな中、動くセットの上で殺陣を行う。倍の運動量の上に政宗は眼帯をしているので距離感を図るのはすごく難しかったと思います。というか観劇が終わってから片目の殺陣に気付いて辻本さんがものすごく大変なことをやっていたことに気付きました。そら全ての宣伝で殺陣がすごいです、と言いますよね。
しかも途中から止めにはいってくる重長もいるので、限られた空間の上に三つ巴です。
重長は重長で、二人を止めようとするので殺陣もやっているのですがまた違った動きで刃を交える二人の間に入るので大変だったと思います。よく見たら、切ろうとする政宗の刀を峰打ちに持ち替えさせていたりして二人とも生かそうとした重長らしくてコミカルな動きをしていたのもあり、クライマックスシーンですが少し笑ってしまいました。
峰打ちはなんとか決まり幸村の足止めに成功します。
重長は幸村を仙台へと誘います。自分の理想が見えて重長だからこそ選べた道だな、と思いました。立場的にも性格的にも彼らしい決断でした。
ずっと重長のことを主人公らしくないと思いながら観ていたのですが、この主人公らしさの少ないキャラクターだからこそなんの含みもなく幸村に生きて欲しいという言葉が信じられました。命のやりとりが行われている戦場で生き延びるという提案をできるのはあの場では重長だけだっただろうし、主人公らしくないけどものすごく主人公でした。
この場で死ぬことを固く決めていたであろう幸村に一瞬でも生きる道を見せられてよかったと思います。結局、幸村の決意は揺るがなかったけれど死に際に彼が見たものはおそらく兄の信之と真田十勇士のみんなで仙台で九度山ライフのような穏やかな生活だったのではないかと思います。
あ、でも「みんなも連れていきたかった」と言っているので、ちょっと違いますね。妄言でした。
信之もおそらく他の者の手柄にするくらいなら、自分で幸村を止めたいと思い斬ったのだとは思うのですが、色々背負いすぎて信之兄さんほんと苦労人すぎますね…。
でも信之の腕の中で、優しい表情で息絶えた幸村でよかったです。結果としてはよくないけど地獄の中の一握の希望みたいなものだと思いました。
史実通り、大阪城は落ちて夏の陣は徳川の勝利で終わります。
混乱に乗じて徳川軍を少し攻撃し兵を減らしたのがバレて、再び家康に呼び出されました。冒頭では政宗に頭をつかまれるまで土下座などしなかった重長が政宗と息ぴったりのタイミングで一緒に頭を下げていて、大きく変化していて少し感動しました。嫌いな相手に頭を下げるというマイナスな場面なのですが、大阪の陣を乗り越えて人として変わった姿を垣間見たようでした。
幸村は主君のために命をかけて仕えるのが理想。政宗は争いのない世の中で穏やかに過ごすためなら笑われても生きていくのが理想。そして家康がここで語った初めて物が溢れて便利な世の中になるのが理想と語ります。
どれも理想としては理解できますが、どれが一番正しいというわけではないし、その理想に向かっていくのに正攻法も何もないと思いました。この世界では家康が自分の理想を一番上手く叶えることができた。それが事実として残っただけなんだと思います。
「SANADAMA・る」(一応一幕の題名です)は誰が絶対的に正しいというのはなくて、それぞれが己の理想のために生きただけ。だから最初見た時は、明確におもしろいとは感じることができなかったのだと思います。つまらないわけではなくて勧善懲悪ではないから飲み込むのに咀嚼が必要で、でも噛むと少しずつ味わい深くなる、そんなお話でした。
最後の場面で留学のために旅立つ重長を見送った政宗の前に亡霊たちが現れます。
最初は人が多い方が圧迫感があるから病気で亡くなった小十郎や明確に死に際が描かれなかった小助も置いてるんだろうな~とのんきなことを考えていたのですが、病気で死んだ小十郎までも亡霊として見えている政宗様も背負い過ぎてやばいと思いました。
このまま仄暗い終わりなのかと思っていたら、重長が戻ってきて「カリスマ性を高めたいのはわかりますけど亡霊が見えるって噂はイメージにあわないからやめた方がいい」という的を射てるのか外しているのかわからないアドバイスをしてくれます。
再三言いますが、重長の主人公らしさのない空気の読まなさが、この場面では一気に主人公らしく輝いて見えました。
事前インタビューで、敵対しないW主演は今まであまり、るひまではなかったかも。と話していたのですが、この時にだからこの二人でW主演の意味を見出せた気がします。
政宗ができないことは特別なことをするわけでもなく、己の正直な気持ちを伝えるだけでこなしてしまうのが重長の主人公らしいところだったのだなと思います。
この家康に対して刀を寸止めして「冗談ですよ」と言ってから最後のこの場面で政宗と肩を組んで退場するまでの流れを30日と31日では全く違う、演じ方で安西君は見せてきたので、そういうところが好きだし、そういうところに惚れて観てるんだよ~~~!!!と興奮して31日の昼にめちゃくちゃに泣きました。いやよかったよかった。泣きすぎて夜は東京楽なのにすっきりしてしまい全く泣かなかったです。
全体的に演じ方を変えてはいたのですが、最後の場面が劇場の空気までを変える勢いでゾクリとしました。特に「冗談ですよ」が。
真面目な時代劇のあとは二部のショー「プロデュース1615」が始まります。
平たく言えば、刀ミュの二部ライブ制に戦国鍋TVみたいなパフォーマンスが行われる感じです。どこかで見たことあるようなユニットが一部のお芝居に絡んで配役されていたりするので一粒で二度楽しめる感があります。
今回のユニットは兜の擬人化「MAN WITH A KABUTO」(マンカブ)・御洒落でワイルドな全員徴兵経験のあるユニット「真弾青年団」(さなだん)・優一の選挙ソングを歌う「優一の國」・シンガポールからやってきたスーパーアイドル「マーライオンZ」(マッゼ)の4組です。
一部の芝居で文量が多くなってしまったのでユニットの動画貼って、さらっとおもしろかったよ~んで終わりたいと思います。
マンカブ!
衣装がゴス!最高!さなちゃんの顔!以上!
口から水!たっきーさんやっぱイケメンですね!さなちゃんの顔!以上!!
優一の國は動画がありません。なぜなら松っぽいパーカーを着て、愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけないを歌うからです。
最初、けけ子を見た時に美々子ポジか~と思っていたのですが本番で六ツ子になっていたのでトト子なのか美々子なのかわからなくなりました。
歌の前のコントおもしろかったです。以上!!
【舞台「ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭」】真弾青少年団 PV
絶対再生してください。
かっこよすぎる…!!というかこのユニットのパフォーマンス力がぶっちぎりで高すぎてバランス取れてない気がします。内藤さんと大山真志がいる時点で歌唱力ぶっちぎりなのに中村さんのハイパーかっこいいラップまで加わり、全員動けるし、歌う前にゲストのお弁当食べだす宮下雄也がおもしろいし、全方向に優れていてずるいです。
ラップから歌に入るのですが、中村さんが毎回自作で違うラップを披露して、しかも全部ライムが上手くて毎回リズムも変えていてはちゃめちゃにかっこよかったです。全部円盤に入れて欲しい!
カウントダウン公演のパフォーマンスの盛り上がりがパなくて、あの時の明治座はさなだんのワンマンライブと化した。全国ツアーまってます。
る年祭楽しかったので、あれもおもしろかったな、これも笑ったな、あそこの見当違い考察したいなとか思っていたら長くなってしまいました。
途中から読んでいる人はいない前提で進めたので、とんでもなく読みにくかったと思います。
延々と語りたいほどおもしろかったんだな。ということがなんとなく伝わればと思います。
長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
2017年観劇まとめ
年末恒例、観劇振り返りまとめ感想です。
本当は上半期・下半期で分けたかったのですが、今年前半がニートで暇はあるが金がない、という状況で観劇回数がかなり減ってしまったので一年にまとめてみました。
ただdアニメストアという神配信サービスがあったので時間のありあまるニート期間は「薄ミュ」「 セラミュ」「忍ミュ」「鉄ミュ」「ママ僕」「プレゼント5」「Chack-up」「心霊探偵八雲」「帝一の國」「ライチ光クラブ」「ALL OUT」「チア男子」「昭和文学演劇集」「GOKU」「ダンデビ」「パタリロ」「錆色のアーマ」「曇天」「グール」「SB69」「侍7」「あんステ」「初恋モンスター」「美男高校地球防衛部」「けもフレ」「ギャグ日」を見ることができました。今も新作が期間限定で配信され続けているけれど、働きだしたら今期のアニメすら追いつくことができなくて悲しいです。ちなみにこれはこんだけ見たぞ、という自慢でもあります。
それでは今年のまとめ感想です。
1月
幸福な職場 世田谷パブリックシアター
障がい者雇用のノンフィクションなので感動ものかなと思って行ったのですが、仕事とは・働くこととはいうことを考えさせられた舞台でした。障害を抱えていても労働の喜びを得る権利は平等にあるという考えにハッとしました。
わたしはここに琴線を揺さぶらたのですが、人によって感動するポイントが違うので上演中は色々な場所からそれぞれのタイミングで鼻をすする音が聞こえました。どの立場に一番共感するかによって一番伝わってくるメッセージが変わるくらい色々なメッセージを持っている舞台でした。どれも押し付けることなくスルッと伝わってきました。
社長に就任したばかりで様々な壁に当たる青年から、年を取り当時を懐かしむ老人の社長まで上手く安西くんが演じ分けていてよかったです。老人の演技も上手い。
2月
テニミュ青学VS六角 東京凱旋 TDCホール
この時はまだかっこよくて理想のサエさん最高~くらいにしか思ってませんでした。
六角は最初の段階からかなり仕上がっていたので演技の面では著しい成長を感じることはなかったのですが、キャラが馴染んでつかめてきたのかアドリブがすごい上手くなってました。適格なツッコミができるし自然と収めどころをわかっていて、軌道を戻すのが早い。わちゃわちゃがかわいい。校推しを決めた千秋楽日替わりでした。
D1がというか不二先輩とサエさんのビジュアルが本当に最高で美人と男前の組み合わせが実現してずっと見ていたい試合でした。アクロバット&ジーニアスの時に横移動する佐伯の力強さが好きなので舞台後方になりますが見る機会がありましたらぜひ注目してください。
無職だったのでチケ代をセーブしてしまったのが残念。今は一回でも多く要さんの佐伯を観ることを増やすのに必死です。
3月
ミュージカル「刀剣乱舞」~三百年の子守唄~ AiiA2.5シアター
刀剣男士が人の感情を知ることはよいことなのか、あまりよくないことなのか。人の振りをして徳川に仕えた彼らを観て考えてしまいました。この任務はありなのか?という疑問点はあるけど。検非違使の不穏な感じが好きなのですが、ミュは人の身を得てつらいことも知ってしまったけど成長できたしみんな一緒でハッピーな方向性でいてくれると嬉しいです。
二部のライブは歌唱力のある人はやはり最高だな!!!歌がうまいと心がバンバン揺さぶられてテンションが上がるので三百年メンバーのパフォーマンスに酔いしれた40分でした。贔屓のキャラは他にいるので三百年メンバーの高いパフォーマンス能力がうらやましいです。推しがんばれ!好きだけど!曲もセクシー度が高くてメロディーも好みなのでうらやましいです。
ラスト曲が「漢道」から「歓喜の華」に変わりましたが、鈴持って舞うのがボリウッドぽくて(個人の感想)楽しいです。
スーツの男たち アトリエファンファーレ高円寺
2017年上半期で一番好きな作品。もし推しがアトリエファンファーレで舞台をすることになったら絶対観に行って欲しいです。なぜなら近いから。接触厨というよりここの劇場は座席が80席で舞台と客席が同じ板なんです。後方は階段になっていてパイプ椅子が並んでいます。トイレも一つしかない上に舞台の横!地下にあるのですが舞台と客席が一つの空間になって閉鎖された空間なので、俳優さんたちの演技がもう肌で感じられるのです!劇場の説明だけで5行も使ってしまった…
NYのイタリアンマフィアの下っ端二人がしくじった仕事(殺人)の弁明にボスの家まで行くロードムービー的なストーリーです。登場人物は3人だけ。しかもボス役の羽場さんは後半30分ほどの登場。残り1時間は安西さんと章平さんの会話劇だけ。それでもおもしろいしお二人の演技力を見せつけられました。
最初と最後の電車のブレーキ音の演出にまじでビビっていた当時。
スーツの男たち、マフィアの下っ端若者がボスの街までえんやこらセリフてんこ盛りロードムビーだと思ってみていたら帰りの電車のブレーキ音が怖い。
— こがんも (@koganmomo) 2017年3月19日
5月
男水! シアター1010
ドラマでは見られなかったインハイ予選決勝と幼なじみの関係の変化が見られてよかったです。俳優目当てでドラマ観ていた人なら高確率で舞台も行くけど最終回をあそこで終わらせるのはどうなんだろう。
なんといっても演出!映像は泳げるけれど舞台を水浸しにするわけにはいかないのでどう見せてくるかと思っていましたが、プロジェクションマッピングと舞台転換で巧みにプールとプールサイドが現れました。約2時間半(?)の間、一度も同じセットで組まず常に新しいアングルで見せてくれました。吉谷さんの脚本演出は過去と現在が何度も何度も交差するので初見は混乱することが多いと思いますが、場面転換と見せ方はピカイチなので何度か見ている内に時系列がわかり、演出の意図も見えてくるのが楽しいです。
松田さんの叫ぶ応援が目頭にグッときたし、最後に初めて口角をあげる安西さんの表情は良いし、神永さんの自由なキャラが光っていました。
ブログを書いたので割愛します。この話↓何回でもするよ。
ところで冒頭にあげたサエさんが近く通ったらいいな~という下心ですが、センターステージに来た時にどちゃめちゃ目線くれて、しかも一瞬とかではなくなんかもう2フレーズくらい目線くれて、隣と背後が推し校被りしていたのもあったかもしれないけどとにかく目線をくれて、あまりにも目線くれるのでそろそろ次の子いってくれ~と思うほど目線くれて、でも全然反らさないから反らしたら負け!全力で胸の前でキンブレを振って応えたろ!とか考えるくらい時間があるくらい目線くれて、2フレーズとかいったけどなんの曲だったのか未だに思い出せないくらい目線くれました。下心成就。 本公演中の感情は「サエさんかっこいい~」でしたが、それ以降は「サエさん好き…」という感情しかなかったです。サエさん好き…。 ツイッター上によく「あの佐伯は『お前を落とす』という目をしている」と書かれたツイートを見る度「わかるwww」と笑っていたのであっさり落ちました。
DreamLive2017 - ちわきにくおどる
7月
遠い夏のゴッホ 銀河劇場
初めての推しのラブシーンがあるので自分の心境が不安だったんですが、「あ~女の子とこういう風にしゃべるんだ~」としか思わなかったです。ラブシーンと言っても途中で茶々が入ってチューの寸前で止められるんですけどね。
ロボロボ以来のシャトナーさんでしたが、童話のような世界と小劇場のノリが合わさったのが面白かったです。初めて宮下雄也のポテンシャルの高さを目の当たりにした。しょっぱなからセンターに一人で立って「おもしろいことやりまーす」と言わされる信頼感がすごい。
恋人のベアトリーチェより一年早く羽化してしまったセミのゴッホを演じる主演の安西くんは、幼虫からセミ、瀕死のセミと時間の変化を演じわけていてやっぱり君の演技は最高だな!と思いました。特に冬を越して瀕死状態(作中の言葉を借りるならセミのジジイ)から一瞬で青年のゴッホになる切り替えの早さがすごい。早いというより一瞬でまとっている空気を別人にしてしまう、という方が正しいかもしれません。
初めて銀劇のバーでコラボカクテル飲んだ思い出。銀劇大好き。
テニミュって楽しいじゃん!
立海戦はストーリーのおもしろさもあるけれど、キャストが全身全霊をかけて試合シーンを演じているのを心から楽しめました。テニミュは常におもしろいのですが特に立海公演はワクワクがとまらない3時間でした。立海メンバーの歌の安定感がよくて王者の貫禄が東京公演からありました。何より青学メンバーがみんなステップアップしていてどの試合もよかったです。個人的にはデータを捨てた時の乾を演じている加藤くん、S2の「だから勝つのは」のふうまくんと前田君、D2の海堂ソロの牧ちゃんがグッときました。この子たちこんなに良い芝居できるんだ…!と感じました。
一幕はサエさんの「危険なゲーム」にメロメロしてました。
RENT シアタークリエ
Season Of Love Bしか知らない状態で突発的に行ったのですが、全部歌で物語が進んでいく…。ミュージカルだ…。前知識なしでいったから登場人物像が見えなくて、ここで終わるんだ…と思ったのですがちょいちょい同じような意見見かけて安心しました。歌は本当に上手い人しかいないし盛り上がるし音楽を楽しむのは最適だと思いました。やっぱりSeason Of Love Bは感動しますし。のちにこの時に見たエンジェルキャストが刀ミュの巴形となることを当時はまだ知りません。
8月
ビリーエリオット 赤坂ACTシアター
今年一番好きなミュージカル。ビリーを企画してくれたホリプロありがとう。この長丁場の制作お疲れさまでした。素敵なものを見せてくれてありがとう。
わたしが見たのは前田ビリーと未来ビリーでした。前田ビリーはやんちゃでやりたいことがわかったら突き進む子で未来ビリーは優しいくて芯の強い子という印象でした。
ビリーとマイケルがタップをする「Expressing Yourself」(自分を表現しよう)の歌詞がすごく良くてこの歌はたくさんの人を救うなあ、と思いました。ドレス着て何が悪いの?誰も死なない。やりたいことやって何が悪いの? マイケルがドレスやナースの人形を欲しがるのはそっちの方がかっこいいからで、彼にとってはスポーツ選手のサイン入りユニフォームよりテンションが上がるから好きなのが胸の中にスッと落ちてきました。ダンスナンバーなので泣く要素0だけど歌詞と彼らのタップが素晴らしくて泣いた。あとAngry Danceも泣くしElectricityも泣く。
ビリーの兄、トニー役に中河内さんが決まって興味をもったのだけれど、最初ミュージカルだから中河内さん受かったのかなと思ったらフィナーレ以外ダンスなくて演技が評価されたのが嬉しかったです。ゆるゆる見続けている自分が嬉しいくらいなのでずっと追いかけてるファンは比べ物にならないくらい嬉しかっただろうな。
四月は君の嘘 AiiA2.5シアター
主人公である有馬公生は、母の幽霊に問い詰められて泣き、好きな女の子の余命を知って泣き、彼女に永遠の別れを告げられて泣くのですがそのひとつひとつが違っていて感情の違いを泣くという演技で表現できる安西くんの繊細な演技は最高だな~~~と思いました。
かをりの起伏の激しさは確かに疲れますが、余命が少ないことを知っていると全力で駆け抜けた彼女の生き様はうらやましいものがあります。
演奏はプロのピアニストとバイオリニストが行い、役者は曲中に独白をしながら自由に動くことで、演劇というジャンル独自の表現を活かしているなあと思いました。
9月
再演ありがとうございます!曲の変更がなかったので出演者の体に馴染んでいる感じがあって安定感すごかった。リュークが吉田さんから石井さんになりましたが、石井さんのリュークはマスコット的な雰囲気が出ていました。なんていうかキュート。
柿澤月の断末魔はやはりすごかったし、あんだけ伸ばして叫んで歌っても喉つぶれないし声の伸びがすごい。ふうかちゃんのミサミサはLに拘束された時に歌う「命の価値」はやっぱり最高によくてまた聴けたの嬉しかったです。ミュージカルで一番印象が変わるのはミサだと思ってる。この曲でいかにミサが愛に生きて愛を貫くことに重きを置いているかがわかると思います。
ラストもまぁ初演観てるからはしょりっぷりは覚悟できてるし。
10月
10/1に千秋楽なので10月にいれるのどうなんだろう。
久しぶりに観たら、立海の日替わり人が増えているし、六角の日替わりもバリエーション増やしていたので凱旋も変わらず楽しかったです。凱旋辺りから赤也がジャッカルのストップウォッチを見てから「13分経っちまった」と言っていることに気付いたりできました。
六角の日替わりがあまりにも変則で全員でコントするので楽日はどうなるんだろうと思ったら、最初に戻ってスタンダードな日替わり(?)になり、円盤のことまで考えられるネタ作り、好き!!になってしまった。本当おもしろかったので一人の時は毎回アンケートに日替わりおもしろいです最高ですって書いてました。
TEAM Party 六角 京都劇場
初京都劇場。前半はトークパート。河村寿しのセットに六角キャストを招き、牧ちゃんとジョナサンがMCで六角キャストがお題に答えていくスタイル。客席は街の雑踏という設定。
要さんは歌が上手いのでことあるごとに「じゃあ、今から歌って」という振りになりほぼ毎回ワンフレーズ歌ってくれました。あと双子の兄の勇さんの話もはぼ毎回してくれた。
後半はライブパートでアレンジされた六角メドレー。アクロバット&ジーニアスがD1の二人を中央にして木更津・ダビデ・首藤がダンサーとして三角フォーメーションで囲むのがダンスボーカルグループっぽくてよかった。
初のお見送りハイタッチは「ありがとう」と言われただけでぴゃっ!となり腰が抜けかけました。
11月
TEAM Party 六角 AiiA2.5シアター
京都との演出変更はなし。青学トリオがどんなお題にも対応できるので、この子たちこんなできるなんて聞いてない!!と思いました。二葉さんのMCとツッコミの安定は存じ上げてるけど。
キャストトークもっとたくさん聞きたいなーと思うのですが、約一年継続して舞台に立たせてくれてブログやHP、リリイベなどでキャストの人となりを見せてくれるので感謝は忘れてはいけないなと思いました。
3rdの六角に会えてよかった!六角はサイコーのチームだよ!わたしにとって特別な学校のひとつです。またコートで会おう!
ミュージカル「刀剣乱舞」~つはものどもがゆめのあと~ TDCホール
また源氏の話か~と思っていましたが、二度の源氏をやる意味のある脚本でよかったです。作業ゲーのループを活かせるのがすごい。
まりちかの人外感というか浮世離れした雰囲気が、昨年のらぶフェスから10倍くらい増えていてまりおの役者としての人間性成長の厚みを感じました。数年前に国立博物館でみた三日月宗近の光を放つ刀身が観劇中に目に浮かびました。あれはなんだったんだろう。あと三日月の役割が現在の存在に絡んでいるのもうまいな~と思いました。
小鍛冶から始まる小狐丸の能と2部ライブのソロがすごく嬉しくて北園さんの歌のステップアップが目に見えてわが子の成長の喜びはこんな感じなのかなと気持ち悪いことを思いました。膝髭はキャストのキャリアを信頼しきってたけど、柔と剛のダンスでキャスティングした方に感謝です。組み合わせがよい。
ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ 世田谷パブリックシアター
W主演のお二人が豪華すぎて嬉しかったけれど久しぶりに1枚取るのがやっとでした。前回参加したアルカディアで脚本とカンパニーが好きになったので同じ組み合わせで再び観劇できて嬉しかったです。
ロズとギルのわけのわからないままに運命という脚本に人生を歩まされ、死んだとしても悲しまれない虚しさは観ている観客の心情にするりと入ってきてロズとギルを通して己の人生をブラックコメディとして観ている気持ちになりました。
膨大な台詞量と複雑な言葉遊びをなんなく自身のものとして演技をする主演の生田斗真と菅田将暉の技量がすばらしかったし、何よりオフィーリアでははかない美女、ホレーシオでは精悍な青年を演じきった安西くんが素晴らしかった。配役ありがとうございます!
12月
艶漢 第二夜 俳優座
約二年振りのみかしゅんさんの安里は相変わらず原作ボディでした。ちょっと鼻にかかる猫なで声でけだるげに誘う振る舞いは本当に原作のままで、あ~やっぱりこの人すげえや、と観劇中ずっと思っていました。
詩郎役の櫻井くんも色々な舞台に出て、急なキャスト変更でもあった初演とは打って変わりすっかり台詞も馴染み詩郎としての仕草も上手くなっていました。お盆芸最高でした。こんな機会もう二度とないかもしれません。若手俳優の全力のアキラ100%。あと安里との殺陣と春澄との殺陣が機敏で演出なくても覇族に見えました。
春澄の衣装がすごくシルエットがきれいで、裾の広がりがどんなに動いてもキープされていて素晴らしかったです。鞭で戦う殺陣演出も見せ方が素敵で顔がきれいな人が鞭を振るうのはやはり良いと再確認できました。
若林の妄想劇場のおかげで絶対にキャラがやらないことも妄想ということで振り切って演じてくれたので若林には感謝です。あとオープニングの安里がテーブル上で踊るダンスがセクシーでお気に入りなのですが、若林役の野田さんの振付だそうでますます感謝でした。
初演同様、ほさかさんは原作の良さをすくい取って舞台としてストーリーを組み立てるのが非常に巧みなので、期待値を越えてきました。また第三夜もお願いします。
真剣乱舞祭2017 さいたまスーパーアリーナ
武道館・城ホ・たまアリでトップバッターとして小狐丸のソロ曲である「あどうつ聲」をやりきった北園さんの成長っぷりが素晴らしかったです。AメロBメロからのサビへ落ち着いた知的な歌声から迫力ある歌声に変わる過程、素晴らしくないですか??つはものでのソロは彼が本気で努力して成長しつかみ取ったものだと思います。すげえよ。
どのキャストも以前見た時より一味違う良さをそれぞれ見せてくれました。
縦回転する兄者と横回転する膝丸が見られるのはミュだけ。膝丸役の高野くん、真面目でかわいいんですが国内楽挨拶で感極まって泣いてしまった時、劇中と同じように「泣いてはいないぞ!」と泣きながら返したのちょーベリベリキュートでした。
「SAKAZUKI華兄弟」のわちゃわちゃが最高で、狙ってはいるだろうけどこの曲を作ってくれてありがとうございました。
らぶフェス初お披露目の「獣道」のグラフィックポイとやらも最先端でおもしろかったです。ド派手なのが楽しめるのは祭ならではだと思います。あと風車は全シリーズを通して一、二を争う名曲だと思います。
年末の風物詩にしてください。
テニミュ青学VS比嘉 TDCホール
今回は手塚と大石の試合にグッときて少し泣きました。部内でけじめをつけるために大石が手塚と試合をするシーンで立海公演を乗り越えた今だからこそ松村くんの大石にグッときたのかもしれない。あとせーちゃんの菊丸が毎回べそべそに泣くので黄金ペアの絆の重みを感じる。S3後の菊丸の台詞が今ままでの菊丸と違う一面が見えるので演技と演出がめちゃ良いです。
佐伯VS甲斐の試合ですが、想像していた以上にサエさんが怒りの表情を出さないので見ているこちらがやりきれなくて辛くなりました。サエさんのフォームが重心が低めになって、打球に体重を乗せているようなふり抜き方になっていて、爽やかさではなく泥くささを出していきたい、と本人が言っていたのを思い出しました。たぶん彼の佐伯像としてあの演技プランになったのだとは思うし大正解ではあるけれど当事者ではないこちらが見ていて辛くなるので覚悟していた辛さの種類が少し違っていたので現時点では未消化ですが何度か見たら納得できる受け止めができると思います。
セイヤ―をカテコに持ってきたので2ndから本格化したモンは懐かしさと嬉しさで奇妙な感覚です。
今年の観劇納めは「ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭」(略してる年祭)のカウントダウン公演となるので年が明ける瞬間まで推しを観劇しております。
11月末あたりから舞台カテゴリで「推し納め」というブログを見かけるたびに、わいは年越しの瞬間まで現場たもんね~、という優越感に浸ってました。はたして本当に優位なのか。
る年祭は推しが明治座でW座長なので年明けに別でブログを書こうと思います。ただ一月はずっとテニミュ遠征しているので時間がとれるかわからないけど…。
今年のオタ活総括は『推しが一人増えた』です。
舞台以外では本丸博、刀剣乱舞の京都スタンプラリー、僧侶と交わる色欲の夜に…応援上映、ストリップ劇場、東京競馬場、天下一浪費女忘年会、推しのワンマンライブとかに行きました。好きなものから初めて足を踏み入れたものまで、色々楽しかったです。
今現在で来年楽しみにしているのは人生初の宝塚(仮予定)とライブ参戦交換です。
ライブ交換とは自分の推しのライブに招待する代わりに相手の好きなジャンルのライブに連れて行ってもらうことです。ちなみにわたしの条件はライブ(舞台も可)に行く代わりにツイパラワンマン(日程未定)に来てくれ。です。まだまだ参加者募集しております!
ではみなさん、今年もお世話になりました。
よいお年をお迎えください!
浅草ロック座70周年記念公演
先日、二度目のロック座に行ってきました。
初めて行ったときにとてもおもしろかったのでブログを書きましたが保存し忘れで消えていて、書き直す気になれずにいたのですが二度目はフォロワーが一緒に行ってくれたので思い出のためにも今度こそブログにしました。
EARTH BEAT 2nd 本日3日目
— 浅草ロック座 (@asakusa693) 2017年8月13日
お盆休みも大いに賑わっている本公演。3日目も夏祭り公演の楽しさ満載でお届けします。そして、2ndより再販開始した記念タオルが早くも完売です(再々販はありません)。逃した方はご持参のタオルで、他のお客様のご迷惑ならないよう振りましょう! pic.twitter.com/XdSxyAggsc
今、やっている公演がこちら。なんと8月15日で浅草ロック座は70年目を迎えました!すごい!おめでとうございます!
記念公演を飾るメンバーだけあって、実力のある方ばかりでとても楽しかったです。
「EARTH BEAT」という題名で世界各国にちなんだ衣装でパフォーマンスをします。
以下ネタバレをふくむ感想です。
1景・桜庭うれあ(以下敬称略)
元気いっぱいではじける笑顔が印象的でした。黄色の衣装がよく似合っていて、紐パンの片側を外して反対の太ももに結ぶのですが二連になったリボンが非常にかわいかったです。脱いでもアクセとなるパンツ。ストリップならでは。
2景・武藤つぐみ
めちゃくちゃよく回ります。これ以上詳しく言うとネタバレなので、どのくらい回るかは劇場で確かめていただきたい。円形に広がる白のスカートが様々な形に変わり、きれいでした。いやしかしめちゃくちゃよく回る。
3景・夏木りりか
マイクロビキニをずらしておっぱいを見せるのがよかったです。COOLなカウガールで曲・ダンスともにかっこよかったです。
一緒に行ってくれた子がビリー・ザ・キッドの女なので最初「おっ」と思ったのですが「いやまて、ビリーくんが好きだからといってウエスタン全てが好きなわけじゃないだろ」と少し不安になりましたが終演後、「『バーン』もらえた!」と喜んでいたので安心しました。そう、お席によっては『バーン』もらえます。
4景・みおり舞
これが噂のローザ○ヌ出場者の実力…!柔軟性と体幹が強すぎる。なにより台の上に台を乗せ、人ひとり分のスペースで十分に魅せる表現力がすごいです。川の水をすくって飲むしぐさをするのですが、その動作だけで女神の沐浴だ~!女神の沐浴を覗き観ているゾ~!!と思わせる表現力。
5景・沙羅
腰に巻いたスカートがきれいに光っていて広げると蝶の羽にも見えますし、そのまま座ると足に巻ついて人魚の脚にも見えました。曲が壮大なので最後のお辞儀が女神が天上へとお帰りになられるご様子に見えました。
10分間の休憩。謎のガンダーラをBGMに全国津々浦々のストリップ劇場を映像で巡ります。
6景・雅麗華(ゲスト出演)
2007年引退の伝説のストリッパーがゲストです。
これはもう観て! 観て!としか言えない。まず貫禄がすごい。手を振る簡単な振付ですでにオーラが違う。にわかでも感じる現役の伝説感。
日舞の超絶技巧を駆使した扇子さばきがすごいです。手の中で生き物のように動く動く。扇子も素晴らしいですが番傘もすごい。傘を広げた瞬間に紙吹雪が舞って、それがきれいに舞い散るのでエフェクトがかかっているみたいでした。
引退していて機会が限られる方なので今月行ける人は行って~~~。
7景・前田のの
ストリップを観ている時は踊り子さんのスタイルの良さ、セクシーまたはエロカワな表情を観て楽しんでいるのですが、ののさんの時だけ「触ったら絶対柔らかい…。絶対にもちもちですべすべ…。手に肌が吸い付くような感触…」と視覚ではなく想像上で触覚を楽しんでしまいました。あまりにも女体特有の丸さと滑らかな肌が魅力的だったので…。
8景・有沢りさ
前半のダンスよりターンテーブルにいる時の方が着ていて、脱ぐためには着なければいけない。と哲学めいたことを思いました。ステージが遠いのもあるけれど前半の方が露出高いのに、セクシーなのはやはり服という概念があるから裸が引き立つわけで。照明の見せ方がアイデア満載でした。
9景・藤月ちはる
チロリアンの衣装で活発にかわいく踊ったかと思えば、挑発的に腰を振るギャップが素敵でした。スレンダーな方なので幼くかわいらしく見える時もあれば、すらりとした身体がクールな色っぽさを出す時もありギャップが良良良。
10景・南まゆ
決めポーズが盛りだくさんで決めポーズからの決めポーズで どこで拍手をするべきなのか迷ったのですが、全部拍手してよかったんだろうな…と今となっては思います。ダイナミックポーズからのダイナミックポーズなのでリボンの投げ込みが映えそうです。(今回行ったときは最初の方だったのでまだ職人さんがいなかった)
最後はみんなで湘○no風に合わせて記念物販タオルを振り回すのですが、そろそろ常連さんたちの踊りがそろってくるころなのではないでしょうか。わたしは板の上と客席の一体感があるものが好きなので、そういったものが好きな人は後半に観に行くことをおすすめします。
フィナーレはハクナマタタでバイブスを上げてフェス帰りのような気持ちで劇場を後にしました。(見た人にしか伝わらない言い方)
二度目のロック座も非常に楽しかったです。
この公演は8/31まで上演していますので、お時間ある方はぜひ足を運んでみてください。記念公演だけあって実力派ぞろいで、何より雅さんの扇子さばきは百聞は一見にしかずなので観て欲しい。10年前に引退した方とは思えないですよまじで。
とはいえ、わたしもフォロワーが声をかけてくれなかったら行っていなかったので観られたのはラッキーでした。
余談ですが、若手俳優のオタクをしているのに推しとチェキを撮る機会を逃し続けているので次回はニューアートでチェキなるものを撮ってみたいです。
DreamLive2017
観に行った舞台があまりに少なくて、この中から上半期ベストを決めるのは無理だと思ったので、ドリライ2017の思い出を書こうと思います。
2ndでは二度目、9代目青学になってから初めてのドリライは横浜アリーナでした。
今回は六角の女として行きました。
面食いなので佐伯が好きなのですが、本公演の時は客降りもお見送りも縁がなくドリライで近くを通ったらいいな、と下心を持ちつつ向かいました。
3rdの六角はがたいがよくて強そう(物理)な見た目でわちゃわちゃやってくれるので、「かわいい」と「楽しい」が共存していてとても好きです。
ドリライでも、幕前のダチョウネタではしゃいでいる姿はかわいかった。中学生っぽい。シャバダビ、女の子とハグ、アクロバット&ジーニアスと公演曲はすべてセトリに入っていたので悔いはないです。特にハグハグでキンブレ振れたのは満足。あの合いの手とサビのキュートダンスにはしゃげたのは嬉しかった。ずっとドリライでやってくれ~と思っていたので。
後半に出島で海の家コントもかわいかった。目を閉じている剣太郎の顔がきれいで人工呼吸の組み合わせによって絵面が西洋画みたいになっていました。すねたのにサエさんにビーチバレーしようと言われて機嫌が直る剣太郎、ピュア。
おじいのフィギュアと言いつつも人工呼吸の時はおじい本人になる人形が謎でした。おじいの概念。公演後、おじいの人形をもらって帰ったさとゆごさんの運び方が猛者でしたね。
あと初日、ビーチボールで大玉ころがしが起きていて「わしにくれ~」と思いながら見てたけど全然来ませんでした。欲をかくのはよくない。
ドリライ2016で誕生した副部長sのコーナーが今回もあり、六角からサエさん、氷帝から滝さんが参加しましたが新顔の二人がまあ麗しい麗しい。大石と東方でなくても普通の人なら近づけないくらい華やかでキレイな顔は最高。光背を浴びて登場するサエさんめっちゃ面白かったです。佐伯という男を象徴している。
ところで冒頭にあげたサエさんが近く通ったらいいな~という下心ですが、センターステージに来た時にどちゃめちゃ目線くれて、しかも一瞬とかではなくなんかもう2フレーズくらい目線くれて、隣と背後が推し校被りしていたのもあったかもしれないけどとにかく目線をくれて、あまりにも目線くれるのでそろそろ次の子いってくれ~と思うほど目線くれて、でも全然反らさないから反らしたら負け!全力で胸の前でキンブレを振って応えたろ!とか考えるくらい時間があるくらい目線くれて、2フレーズとかいったけどなんの曲だったのか未だに思い出せないくらい目線くれました。下心成就。
本公演中の感情は「サエさんかっこいい~」でしたが、それ以降は「サエさん好き…」という感情しかなかったです。サエさん好き…。
ツイッター上によく「あの佐伯は『お前を落とす』という目をしている」と書かれたツイートを見る度「わかるwww」と笑っていたのであっさり落ちました。
ドリライで六角と佐伯がさらに好きになったので立海公演が楽しみです。
六角以外で印象に残っているのは跡部のシャワーシーンとその後ガウンを着てシャボン玉を飛ばしながらゴンドラに乗る跡部ととあるダンススタジオでバレエを踊る跡部です。あれはなんだったんだ。
ALL FOR TENNISを9代目が歌ってくれたのも良かったです。8代目の時の曲を9代目が歌うことでキャストと観客に刷り込みをしていくように感じました。ドリライは本公演と比べると圧倒的に短いけれど今回のドリライで本公演に近いほどの9代目らしい青学を築けたように思えました。
あとFGKSのサビで手慣れた動作でキンブレを振る人を見た時は1stからの先輩だ!と嬉しくなりました。
俺もおまえもテニスの虜。立海公演が楽しみです。
ミュージカル刀剣乱舞in厳島神社 西側にいた人の思い出
手帳に日記を書いているタイプなのですが、手帳ではスペースが足りなかったので楽しかった思い出はじゃんじゃか記録しておこうと思います。
11/12(土)
A11:00 羽田空港着
機内で食べるいなりずしを買った。両隣が同じ厳島神社ライブのために広島に向かう審神者で爪を黄色に塗っていたため機内で食べる時に少し気恥ずかしかった。
搭乗待機場所には持ち物のどこかに刀剣グッズを付けている人たちがたくさんいた。座席に付くと前後から厳島ライブの話題が聞こえてきた。わたしの両隣も審神者だったためフライト中刀ミュの話をした。CAさんが「ライブかイベントですか?」と聞いてくるほど審神者だらけの機内だった。空港で「ではまた」と言いながら別れる。
AM13:00 広島空港着。バスで広島市内へ。
PM14:00 チェックイン。少し休憩。
PM15:30 宮島着。
本殿へお参り。舞台成功祈願。
潮が引いていたので鳥居の写真を撮ったり、機材の写真を撮ったり、座席位置を確認したり。厳島神社を訪れたのは二度目。普段はないはずの照明や音響設備、増設された席の足場、役者が通るための通路、長く伸びたコードなどが設置されていてそれだけで心が躍った。本当に厳島神社でライブをするんだなぁ思った。ライブ目当てできているけれど普段劇場ではない神社で行われるため現実味がなかった。
あと3時間後にはこの高舞台に刀剣男士たちが立つことになるかと思うと楽しみでしかたなかった。
観光に訪れた人たちは機材を見て「何かやるのかな?」と話していた。
心の中で「今夜ここで刀剣乱舞のミュージカルをやるんですよ」と勝手に答えてニヤニヤしていた。気味の悪いオタクだった。
本殿を一周した後はあなごめしを食べたり、揚げもみじまんじゅうを食べたり、おみやげを買ったりしていた。山登りもしたかったが時間がなかった。
食べ物の入った袋を鹿に狙われる人を何人も見た。
PM17:30 入場列に並ぶ。
何も札などはなかったが自然と道のわきに列ができていたのでなんとなく並んだ。前後の人達と「刀剣乱舞?ですよね?」と確認しあった。
すっかり陽が落ちて鳥居がライトアップされ、灯篭の明かりが煌々と連なっていた。
PM18:00 入場。
入場時に白いマフラーとカイロを渡された。皆一同に「優しい…」「嬉しい…」と喜んでいた。「絶対開けらんな~い」などと周りの人達と話していた。
回廊で一旦待機。どんな構成になるのか、三条派と新撰組で会話はあるのか、衣装はどれになるのか、どの曲が歌われるのかなど話していた。あと満潮時には本当にぎりぎりまで海水がくるらしいという話もした。
座席が正反対だったため「楽しみましょうー」と言って別れる。
席につき、しばらくすると東側の人達が一斉にマフラーを巻き始めた。スタッフの男性が「マフラーしてください!これ、ちゃんと意味があるので!」と言って会場を一周していた。その時、神事に疎いので「何か演出で使うのかな?」としか思っていなかった。
PM19:00 開演
普段なら会場の照明が落とされ舞台がライトアップされBGM等が流れ出してから客席が静かになるが、開演3分前くらいになると自然と客席は静かになっていた。
会場には約1300人がいるはずなのにまるで普段の夜の厳島神社のように静まり返っていた。本殿の周りにいる人たちの会話のほうがよく聞こえてきて、波の音が響いていた。会場内は話し声どころか咳払いも聞こえてこず、みんなただただライトアップされた高舞台をみつめていた。たぶん国宝パワー。
そして劇中で登場する審神者の台詞から始まり、鈴の音と共に厳かに刀剣男士たちが入場してきた。
始まる前にどの衣装で演じるのかという話をしていたが、本公演のどの衣装でもなくこの厳島ライブのために作られた白地にそれぞれのイメージカラーを差し色として入れ、通常衣装のデザインを基本とした和洋折衷の新デザインの衣装で登場した。視覚の供給過多。朱塗りの柱の間から見えた白装束をまとう男士たちマジ付喪神。遠くからでも一目で通常衣装を基調としていることがわかり、さらに和洋どちらも取り入れたデザインになっていて感動した。蜂須賀と小狐丸は内番時の髪型となっていたがそこにラフさはなく正装に相応しい結い方に見えた。
始まる前にどんな構成でどの曲を歌ってくれるのだろうという話をしていたが、新曲の「まほろばに」から始まった。聴覚の供給過多。幽玄な曲に合わせて、一つ一つの振りに意味があるかのように丁寧に踊る姿は人というより神に近い者に見えた。
誇張表現がすごいけど一曲目はそれだけインパクトが強かった。
一曲目のあとに一同で参拝をした。奉納行事に参加させてもらっている実感が沸いてきて感謝の意を伝えた。あと一緒に参拝できてめちゃくちゃ嬉しかった。だって参拝だよ参拝。
その後、エンドレスナイト、名残雪、幕末天狼傳のシリアスな曲、と続いた。(清光と安定は鹿当番でほっこりした)
今剣が「きらきら」で手を振りながら「ほら、あるじさまも手をふってー!」と全力で走り回っていて、神事であるということが緊張を生んでいたためにいつもより硬い雰囲気になっていた会場の空気が緩んでいくのを感じた。まぁ緊張していたのも、手を振るいまつるちゃんで緩んだのもわたしなんですけど。でも、子供のようにはしゃぐ振る舞いで手を振ったりしてリアクションを返していいんだ、と客席に安心感を与えたしゅんやくんはすごいとおもいました。嬉しくて少し泣いた。
「きらきら」の終わり頃から何か聞こえる…自分にだけか!?怖い怖い!!と思っていたら防災アナウンスだった。ほっとしたのもつかの間、個人的に大好きな「うたかたの子守唄」が始まり、内心「うわ~~~!この歌の小狐丸、大好きなのに今か~~~!今、アナウンス流れちゃったか~~~!いや!私が集中すれば聞こえん!心頭滅却すれば火もまた涼し!!!がんばれ~~~。あ、でもすごく堂々としていていい!がんばれ~集中して~~~!!!自分の演目に集中してがんばれ~~~」とエールを送りながらとにかく歌に集中した。こんなこと考えてる時点で集中できてない。でも本人は全く動ずることなく歌っていてすごいなぁと思っていたら後日全然聞こえなかった、と話していて完全に杞憂だった。
照明で一番印象的だったのが「美しい悲劇」の冒頭で一人ひとりがワンフレーズずつ歌っていくパートで横一列になった男士にピンスポが当てられていく演出だった。今まで幻想的に男士たちを演出していた照明が突然スタイリッシュになったので印象強かったのかもしれない。
余談だけど客席の位置的に横から見る形になっていたが、高舞台の正面で中央のカメラに目線を合わせている姿を見ている時は脳内でおそらく映像ではこんな感じでカメラ目線になっているはず、と脳内補完映像が勝手に浮かんだ。勝手にカット切り替えていて。肉眼で見ているものを脳内で別の映像にし出すとはおもしろいなと思った。自分で。
先ほどの「きらきら」で少し緊張がほぐれたおかげで「えおえおあ」はとまどうことなく振りが一緒にできた。もしこのセトリを配慮して「えおえおあ」でのレスポンスをしやすくするために今剣として「手を振って~!」と曲中に言っていたとしたらなおさらしゅんやくんはすごいとおもいました。振りだけでなく「一緒に歌ってくださ~い!」と言われた瞬間も嬉しくて少し泣いた。
いつの間にか着替え、通常衣装になり再び登場した幕末組。えおえおあすることに夢中になっていて下がっていたことに気付いていなかったので驚いた。
映像には入っていなかったが、「ひとひらの風」で西側に来ていた加州が腕を組みながら客席を見渡し、手を振っていた人たちに腕を組んだまま下の方で小さく手を振っているのを見て爆萌した。自分に向かって手を振っていたわけではないけれど、夢妄想が爆発した。「ライブであまり動かず推しを見つめる自分は完全に○○の彼氏だった」テンプレの逆だーーー!!!伝わります???大多数に向かって頭の上で大きく手を振るのではなく、目立たない位置で小さく手を振られたら、もう!これは!確実に自分にだけ手を振ってくれている!特別な関係!!!って受け取っちゃいません?わたしは受け取るぞ。なんならこの瞬間、全く目が合ってないのに脳内補完して目があっている審神者の映像を見ていた。
三条も「キミの詩」で通常衣装になり戻ってきた。
各キャラクターが一言ずつメッセージを伝えていったのだが、ここでも加州の言葉で夢妄想爆萌した。
「今日という日が主たちにとって忘れられない思い出になりますように」
忘れないよーーーーー!!!!!こんな素敵な思い出、忘れるわけがないよーーーーー!!!!!
だからこうしてブログ書いている。
最後は「刀剣乱舞」。一番は阿津賀志山異聞、二番は幕末天狼傳と変えられていて加州は器用だなと思った。刀剣男士たちの手合せが見られるのはめったにないことなので間奏中の殺陣はめちゃくちゃ興奮した。
会場を一周して挨拶をして去っていく男士たち。反対側の客席を回るためにもう一度現れた安定の「戻ってきたよ」はお茶目かわおもしろだった。
退場後もしばらく拍手をしていたが終了アナウンスが流れたところで、みんなすぐに帰り支度を始めた。余韻に浸りたいところだが、宮島周辺以外で宿を取っている人たちは戻りのフェリーに乗ることに必死なのだ。帰り際に宮司の方々に会釈をしつつ足早にフェリー乗り場へ向かった。
PM20:40 フェリー出港
だんだんと遠ざかる大鳥居を見ながら公演に思いを馳せた。
PM22:00 広島駅着
路面電車に乗ろうとしたが、到着した路面電車が故障。30分ほど遅延したが無事ホテルには帰ることができた。
PM23:00 ホテル着
祝杯あげて風呂入って寝た。
この後は翌日、ふくやま美術館で刀剣を見て帰った話になります。最後まで読んでもただの日記しかないです。
11/13(日)
AM7:00 広島城散歩
徒歩で広島城に行けるので朝の散歩がてら広島城内をふらふら。よく晴れて気温もちょうどいい。
AM8:00 ホテルバイキングで朝食
レストラン内で昨日の厳島ライブの話をしている人がいた。
AM9:00 バスでふくやま美術館へ
バスだと新幹線の半額で行けるし、これ以外の予定を組んでいなかったので時間は気にしないことにした。
運転手のおじさんたちが昨日から福山に向かうお客さんが増えた、福山なんてなんもねぇさのにな~(適当方言)と話していた。バス内にもわたしともう一人、審神者らしき人がいた。
AM11:00ふくやま美術館着
売店は空いていたが展示列がそこそこ伸びていて、中に入れるまで40~50分くらいはかかった。最後尾の札を持つ学芸員らしきお姉さんが嬉しそうにしていたのが印象的だった。初日はこんのすけもいたのでかなり盛況だったらしい。
明石国行と江雪左文字以外にも国宝、重要文化財が多く展示されており、帳簿もあった。展示場内はシンプルでスペースも広いので人が多い割に落ち着いて見られた。ガラスケースに展示された刀剣は正面だけではなく真横からも斜め後ろ側も見ることができた。
明石は反りがすごいなーで、江雪さんは鞘の装丁が夜に静かに降り積もる雪のようできれいだなーという感想です。無知です。
ショップでクリアファイルを購入。パネルを撮る。
美術館の奥にある文芸館では、かこさとし展をしていたので寄っていった。だるまちゃん、からすのパン屋さん、どろぼう学校、懐かしかった。あと意外と歴史や地理の絵本もあり、民俗学的な絵本もあったので多才な人だった。常設展は井伏鱒二、他広島出身の作家。
隣にある福山城周辺もふらふら。
PM14:00 昼食
お好み焼きが食べたかったが、店が休業してたり、ラストオーダーが終わっていたりで食べられなかった。唯一の心残り。悔しいのでカキフライ食べた。
帰りのバスの時間までおみやげを見た。
PM15:00 福山駅出発
PM16:30 広島空港着
道路渋滞のため、20分到着が遅れる。出発まで30分切っているのに手荷物検査が長蛇の列でパニック。出発5分前に搭乗。めちゃくちゃ焦った。
PM17:00 広島空港出発
今まで飛行機、バス、電車、フェリー、ホテルと常に一人は審神者らしき人がいたのだが帰りの飛行機ではみつけることができなかった。ライブ遠征の終わりを感じて少し寂しくなった。
PM18:00 羽田空港着
20時からゾノカツ!が始まるので急いで帰宅。
PM0:00 花丸アニメを観てから就寝。
とにかく刀剣乱舞のありとあらゆるものに触れ続けた二日間だった。
2016年上半期まとめ
人のものをすぐうらやましがるので、はてなブログ始めました。
初投稿が上半期まとめですが、去年一年間のまとめをやろうとしたら半券をまとめただけで終わってしまったので今年は半年ずつ振り返ろうと思います。
1月 「ロボ・ロボ」 シャトナーofワンダー・天王洲銀河劇場
西田さんのペダル以外の舞台は初めて観たので、改めてぺダステ作中の西田演出の濃さをオリジナルを観ることでわかりました。
童話のような世界観がよかったなぁ。キャストはコック役の流司くんとレコーダー役の小澤(亮)さんが好きなので帰還できてよかったけど人間の為に作られたロボットたちが無人島でその役目を果たすことなく壊れていくのは切なくなりました。え~ん。
小澤さんはもふ虎の時、好きになった役者でロボロボでもいい役をもらって泣かされたのでまた好きになりました。
2月 「僕のリヴァ・る」 る・ひまわり・新国立劇場小劇場
イェ~~~!安西くんがるひま制作で座長~!ひろきさんと共演~!というテンションでした。
三部作でACT.1「タロウとジロウ」(オリジナル)ACT.2「炎の人」(原作、三好十郎)ACT.3「盲目のジェロニモとその兄」(原作、シュニッツラー)の三作品を兄弟とリヴァル(ライバル)をテーマの構成です。
長くなるのでACT.2と3の感想だけにします。
「炎の人」はゴッホの伝記でゴッホを鈴木さん、弟のテオを安西くん、ゴーガンを小林さんが演じています。ゴッホの話は小○ホリディさんが漫画でわかりやすくネットにあげてくれているからそれを読めばだいたいわかります。
ゴッホから、アルルでゴーギャンと楽しくやってるよ。という手紙を読み上げて安堵の笑みを浮かべて空を見つめるテオの表情が優しくてその次の場面でゴーギャンと言い争って耳を切り落とすゴッホの閉塞感を印象づけるものになっていてよかったです。暗転の中、ゴッホは耳を切り落とすのですが、ぐっ、ぐっ、ぐっっとナイフで耳を切る音が聞こえるような演技にうぉぉぉぉ…えぇ…えぇ…とえずかされました。気持ち悪いけどすごく好きな動作だけでの演技でした。
「盲目のジェロニモとその兄」はジェロニモを安西くん、兄のカルロを小林さんが演じています。
旅人の些細な嘘で兄弟の関係性は崩れてしまい、ジェロニモの信頼を取り戻すためにカルロは一度だけ盗みを働き捕まってしまうのですが、逃げられないとわかってから崩れ叫んで取り乱してから急に落ち着き憲兵に従ってジェロニモの手をとり歩き出そうとするとジェロニモは立ち止まってカルロが盗んだ金貨を落としカルロの顔を確かめるようになでながら泣く、という一連の流れが台詞なしで5分くらいあるのですがそれがすごく美しかったです。
3つのオニムバスとして観ると一貫性が見られなくて、どうなんだろう…と思ってますが、一つ一つの話はすごくよくて出演者4名の演技を丁寧に観られる見せてくれるからありがたかったです。
「ミュージカル テニスの王子様 青学VS山吹」凱旋公演 TDCホール
ルドルフ公演でルド推しになっていたので、新曲の観月のルールはルドの校風をふんだんに盛り込んだサイコーな曲でした。ステンドグラスの前に立つ観月のソロから始まるのサイコーだよ。(語彙力の欠如)
仁科くんの室町が業火千石厨で、ラッキー千石(曲名)の途中で配るおみくじをもらってはしゃぐ姿が凱旋になってからやばかったです。おもしろかったです。凱旋でブロ買いました。
楽の挨拶で嗚咽まじりに泣いてたのがびっくりギャップで好きになりました。
あと太一くんがテニス部をやめる阿久津を引き留める場面でダバダバ泣いててキャラとキャストのシンクロ演技を体感できるからテニミュっていいなと思いました。
3月 「GEM CLUB」 CLIE・シアタークリエ
一幕はとある劇場の新しいショーを作るためにダンサー達と支配人が色々ぶつかり、二幕はそのショーの公演、恒例のメドレー(今回は76曲)でした。
玉野さんのCLUBシリーズはとにかく歌とダンスの上手い人たちを集めてそれぞれの魅力をたっぷり見せてくれるのでエンターテイナーで大好きです。スゲー上手い歌とダンスで頬を殴られてる感じ。最高。あと振付も好みなので最高。
小道具持ちのダンス好きなので椅子、ステッキ、帽子といろいろ見れるのよかったです。一番よかったのはバスケットボールタップ。ボールがバウンドする音とタップの音のリズムがいい感じに交差すんですよ。初参加の矢田ちゃんが本格的にダンスレッスンを受け始めたのはテニスからだと思うとこのメンバーについていってるの感動でした。がんばったねー!
「浪漫活劇譚『艶漢』」 CLIE・シアターサンモール
初日は3/30で楽は4/3なので月またいでるけど。
個人的上半期最優秀作品です!!!素晴らしくて、初日に感動しながら半泣きで劇場を出ました。
原作を読んでいて舞台化情報が出た時はさすが2.5バブル…と思ったのですが、演出のほさかさん始め出演者の方々が2.5次元とは違った舞台にします!と自信を持っておっしゃっていて楽しみにしていました。まぁ役者変更とか、原作の女性美に近い美男子たちを表現するのは難しいだろうな~等々、不安なところもありましたが。
しかし初日に入ってOPの三上さんの安里を観た瞬間、あっあっ安里だ~~~!顔かわいいのに腹筋が脇まで割れてる~!身体絞れてるのにムキムキすぎずでもハリのある筋肉~!腰細い~!身軽~!安里だ~~~!!!と衝撃でした。2.5舞台に通いだして少し経ってキャラクターが舞台上に現れるということに耐性が付きつつあったのですが、三上さんの安里は久しぶりに感動と衝撃を受けました。理想の安里で想像以上に最高の安里だった…。櫻井くんの詩郎も着物の時は女性的な線してるのに脱ぐと筋肉質でよかったです。光路郎の末原さんもめっちゃマッチョでえ!この人こんな身体だったん!?と驚きました。なんだか男の体の話ばかりだ。
ストーリーも原作を断片的につないでいるけれど、ひとつの話としてキレイにつながっていてむしろ帰宅後に読み返して「あーあの3分くらいの回想シーンこの話から抜粋したのか!」「このセリフこの話から持ってきたのか!」と後々気付く位でした。話まとめるのがすげーうまい。オリジナルキャラやオリジナル展開もあるのにここまで原作の話を活かしつつ違和感なく繋げるのはすごい…です…。
ほさかさんも普段は自分の劇団の演出をしているし、他の役者陣も劇団員だったり、劇団の主宰だったりで漫画原作でしたが非常に演劇よりの舞台でした。普段演劇観る人にとっては漫画的だなと思うかもしれませんが。
劇場は狭いのですがセットをうまく活用していて狭いスペースの中で場面が変わる変わる。最大限に活かしてます。全体的にごちゃごちゃしていて尚先生の書き込まれたイラストそのものでした。アングラな見世物小屋みたいなごちゃごちゃ感がめっちゃ好みだった。
板の上の話ではないですが、原作者の尚先生が無配ペーパーを描いてくれてしかも編集担当さんが出口で配っているというめちゃくちゃアットホームな舞台で楽しかったです。編集さんもペーパーを配りながら「楽しかったですか?」と話しかけてくれたので感情のままに「とっても楽しかったです!!」と伝えられてよかった…。あと客席も原作読者が多かったので和装、モダン和装、ロリータ、ゴシック、和柄の洋服などなど服装が華やかで楽しかったです。和装はたまに学級会になるけど個人的には好きな恰好すればいいやんけ、と思っているのでわたしはOKです。
なんだかよくわからないけど歌謡倶楽部もあるので楽しみですね。(※ブログ書いている途中で歌謡倶楽部は無事成功して終わりました)
4月 聖ルドルフTeam Live AiiAシアター
前半はキャストのトーク、後半はキャラクターによるライブ。間15分でキャストは素から自分が演じるキャラクターになる。というキャストも客も瞬発力を鍛えさせられた構成でした。チムライは初めてだったのでこの構成を受け入れることが出来ました。
トークでペアになってお題に対して同じ単語を答えて揃ったら1ポイントというゲームをした時に、ヨーロッパの国というお題に対して何人か「ヨーロッパってどこ!?」という反応をしていたのが最高に若手俳優みがあった。
名札に名前ではなく「ドリライで待ってる」と書いてお見送りに向かったら、「待ってるぜ!」と言ってもらえた。わーい。
イギリス演劇界では人気の公演とのことで、2.5舞台ばっかり行ってる頭スカスカオタクがついて行けるかめちゃくちゃ不安でトム・ストッパードの他の翻訳作品を読んでいったけど頭スカスカオタクでも過去と現在のが巧みに交差している演出にみせられて、後半は特にゾクゾクした。台詞ではなくライトと役者の立ち回りで交差を表現していて「う、うわ~~~すげえ!こんな表現あるんだ~」と思いました。(小並感)
堤さん、寺島さんなど実力派ベテラン勢ばかりだったので「演技が上手い人は演技が上手いなぁ」という感想しか出てこなかった。井上さんや浦井さんなどのミュージカル界の人気キャストもいて、この役者陣の中に安西くんがいること自体が評価されているように思えて出番は少ないものの満足でした。これはいい経験になった、スぺクラいい仕事持ってきてくれてありがとうなと上から目線で感謝しました。
最後のシーンで、安西くんは寺島さんとワルツを踊るのですが着飾ったドレスではないのにすごくお綺麗でした。綺麗ではなくお綺麗でした。伝わって。
5月 ミュージカル『テニスの王子様』Dream Live2016 パシフィコ横浜
待ってました。3rd初のドリライ。OPは新曲で一校ずつ出てくるワクワク感がよかった。コールができるのがドリライの醍醐味だと思っているので、神尾ソロで\神尾ー!/コールができたし、特に裕太ソロで「俺の名前を呼べ!」\裕太ー!/コールは楽しかったです。このソロは確実にライブでコールを想定されている間があるので公演中からうずうずしてました。そして裕太ソロのあとにマリオネットというセトリ…。ルド公演では赤澤はベンチに座ったままで赤澤以外は観月の指示通りに踊るという演出だったのですが、ドリライでは赤澤は裕太を担ぎ上げて操るという演出になっていたのが地味な変更ですがよかったです。あとマリオネットの時の観月さんのマレフィセントみたいな衣装最高。最初笑ったけど。いや今も笑うけど。後半のルドルフ曲も中世西洋風でラケットでなくレイピア持ってるのも聖ルドルフ学院~~~。残ったサイリウム全部折りました。
中盤で栄治さんMCのトークコーナーがあり、ランダムで選んだお客さんが好きなキャラが出てきて直接質問ができるのですが大楽で観月を呼んだお客さんの質問と観月とのやりとりが世界一美しいやりとりでした。目の前に観月が現れたことに感動して泣いているお客さんに対して観月さんが「涙が美しいですね」と声をかけたのがまず世界一美しいやりとりで、そのお客さんの「好きなお花はなんですか」という世界一美しい質問でした。オチは好きな花はバラで金田が毎日バラを買ってきてくれるっていう不思議なオチでした。
大楽挨拶はもらい泣きしそ~と思っていたのですが、泣きじゃくるルドルフメンバー(特にさとゆご)を見ていたらかわいい…という感情が勝ってしまいにこにこと見守ってました。卒業式の女子みたいな泣き方でした。かわいい。
ドリライ2016は全体的にキャラクターがライブをしているという設定が細かく演出上に出ていて、楽しかったです。
ミュージカル『刀剣乱舞』~阿津賀志山異聞~ ネルケプランニング・AiiAシアター
こちらも月をまたいでいますが、観たのは5月なので最初に観劇した日の月にします。
トライアルがあったのでその印象のままに行ったら裏切られました。めちゃくちゃ裏切られました。「特」ついて帰ってきました。レベルアップして帰ってきました。トライアルの時に小狐丸の北園さんに対して歌が上手くなったら見た目と演技とキャラ解釈が合っているので最高だな。と思っていたので歌がかなり上手くなって帰ってきたので、一幕での新曲「うたかたの子守唄」を歌っている小狐丸に対してずっと「だ…抱いて…」以外の感想しかなかった。本当にあの小狐丸はかっこいいので皆観てください。
本公演での一幕は追加曲が増えてミュージカルとしての完成度が上がっていました。特にクライマックスの時代遡行軍に乗っ取られた義経公に挑むシーンの歌はザ・ミュージカルの曲といった感じで好きです。
二幕はアレンジのおかげでだいぶキャストが歌いやすくなっているようで、同じ曲でも振付が少し変わっていたりして新鮮な気持ちで楽しめました。
6月
Sin of Sleeping Snow ディスグーニー・六本木ブルーシアター
長篠の戦いのお話。殺陣とヴィジュアルはすごく好みでしたがストーリーの間延び感がどうしても楽しめなかったです。みんなでわちゃわちゃアドリブでやっているのはおもしろいんだけど、そういうのは一舞台に一つまでにしてくれ!と思ってしまいました。
殺陣はどの役者もめちゃくちゃ上手くて、華やかですごかったです。劇中歌の石川さんの歌もよかった。そして何より大千秋楽を終えたら新垣さんと小谷さんが結婚してて驚いた。おめでとうございます。
自分では結構入っていると思っていたけど、そうでもなかったです。舞台オタクの中ではたしなむ程度でした。一般の人からみたら異様に多いけど。
文字数と文中のテンションが作品によって落差があって露骨ですみません。
下半期もおもしろい舞台たくさん観られるといいなぁ。