ちわきにくおどる

そんな気持ちにさせてくれ

新テニミュ2楽しかったが具体的に説明できない。~「なんだか接戦みたいだぜ」「でも何が起きてるか全然わからねぇ」~

 

テニミュカテコ曲「ディスタンス」でずっと飛び跳ねているおじさん高校生キャストを見て「あんなにいい年した人たちがあそこまではしゃいでいいならわたしも劇場外で飛び跳ねようかな♪」と思いました。

キャリアのあるキャストがあそこまで大はしゃぎする姿はなかなかないので、テニミュマジックすごい。みんなテニミュでハイになってる。客もキャストも。

 

 

 

テニミュ The Second Staegeを初めて見た時にシリーズを通して何度か味わった作品のパワーに圧倒されて、内側から楽しさが溢れ出てくる興奮を久しぶりに感じました。

個人的に関東氷帝を観終わった時の高揚感に近かったです。(一部にしか伝わらない例え)

テニミュシリーズはそれだけでおもしろいのですが、時たま、推しキャラも推し俳優もいないのに多ステの衝動に駆られる公演があります。*1

記憶にうっすらとあるくらいだった高校生のキャラが、キャストが演じることにより違った魅力を生み出して、原作では範疇になかったキャラクターをどんどん好きになる過程がまさに舞台化ならではの現象で、篤京(とキミ様)と平等院先輩にメロメロになって帰ってきました。種ヶ島先輩は我慢した。

高校生がレベル高かったのもありますが、それだと1st Stageの高校生キャストもよかったのでここまでメロメロになった理由が説明できないんですよね……。

ストーリーの内容も思い入れの強い中学生が全然勝てないし、全国大会のようなトーナメント戦ではないので負けて終わりの緊迫感もないし、ただただG10の強さを見せられるだけで、テニスに多い初対面の印象最悪時点でしかないんですよね……。

本当に、なぜ、突然こんなにもG10にメロメロになってしまったのか……。説明できない……。魂に響いたとしか。

 

けれど確かに2nd Stageは続投の中学生キャストの成長が脅威的で、跡部と手塚キャストは歌唱力の伸びが圧倒的でした。特に跡部役のりょうやくんの歌は、1st Stageでも目まぐるしい成長度合いでしたが、本公演も上手くなった上にさらに日々更新していくので目の前でとんでもない逸材が進化していく過程に興奮しました。ここまで上手くなると毎日成長するのはむずかしいはずなのに、常にベストを更新していく姿がめったに見られるものではないハイレベルでした。

手塚役のけんとくんも4th峰の時より具体的に説明できないけれど、さらに上手くなったのを仁王イリュージョン中の短いソロでも感じとりました。*2

 

高校生キャストは最初から完成していましたが、それでも日に日に熱くなる演技と変化によりさらなる高みへと向かっていくので中学生キャストと切磋琢磨して生まれる科学反応が本人たちも予想しない力を引き出していったのかなと思います。

経験者の少ないテニミュとは違う、高校生と中学生のキャストにもあるキャリアの差が新テニミュならではの爆発力を生み出したのかもしれません。そしてそれに感化されたのかもしれません。

これを強く体感するのは一幕終わりの鬼VS平等院戦です。

岡本さんと佐々木さんの圧巻歌唱力コンビのぶつかり合いは初見でも爆発もんでしたが、公演回数を重ねるたびに二人の熱量が上がっていき、各々のメロディーラインを歌い上げる歌唱力バトルは魂のぶつかり合いでした。ディレイ配信で一番繰り返し見ているM。

本当にこの場面は圧巻なのでテニミュ見たことなくても舞台見てる人に強制的に見せたいレベル。

 

また、なんとか耐えましたが秋沢さんの種ヶ島先輩無双が印象的でした。

輝馬さんの篤京がなければ奈落落ちまっしぐらでした。

歌とダンスの上手さがバランスよい上にベンチワークと原作厨を納得させる読み込み具合がすごい。※原作は中学生の頃に比べるとだいぶゆるゆるになってしまったのでこだわりなくなってしまったけれど、熱心なファンも尊敬するレベルで原作ネタを持ってくる技術は一朝一夕ではない。

日替わりあっち向いてホイの多様性と大楽で原作を持ってくる配慮も素晴らしい。

 

1st Stageからの成長具合で言えば、徳川役の小野さんの演技力もアップしていて、Round6 平等院VS徳川で見せた平等院に引きずられる際の苦しそうな表情はたまらないものがありました。

小野さんは1st Stageでしかきちんと見ていないのですが、その時と比べると生きた演技になっていて、魂から命をかけている熱さを感じました。テニミュ後も色々な仕事をしていたはずなのに本当に一体何があったのか……。

余談ですが、この時マストに手をかけて朗々と歌いあげるお頭はかっこよかったですね。帆を片手で掴み、片脚の膝を曲げて踵を上げ、もう片方の脚は伸ばすポージングから漂う上品さと堂々たる威厳は本当(マジ)でかっこよかった。まさに覇王。

 

板の外の話になりますが、イケイケでオタクとは遠いイメージだったいざーさんが公演が始まったらテニモン化してしまったのも新テニミュ2を盛り上げた要因です。これがテニミュの陽パワー。

これに関わらず、楽挨拶で岡本さんがテンパって「テニミュしか勝たん!」で全てをまとめようとしたりして本来ならオタクが使う言葉を公の場で出演者側が使うのは昨今のSNSによる垣根を越えつつある現象だな、と感じました。

 

具体的に説明できないといいながらオタク語りしてるじゃん、と思うかもしてませんがここに書き出している文章では自分のハートに火をつけちまった熱量を説明するには弱すぎて、本当に具体的に説明できない歯痒さを痛感するばかりです。悔しい……。

 

もしこのブログを読んで興味を持ってくれた方がいたら幸いなのでディレイの宣伝をして締めさせていただきます。

 

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 【初日配信】
 【初日配信:全景映像】
   …2022年2月8日(火) 12:00~ 3月16日(水) 23:59
 【U-17(アンダーセブンティーン) 選抜スイッチング配信】
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   …2022年3月3日(木) 12:00~3月16日(水) 23:59
 【大千秋楽配信】
   …2022年3月10日(木) 12:00~3月16日(水) 23:59

 

・視聴可能期間:購入から1週間

 

 

*1:………ちょっと嘘ついた。今回はテニミュボーイズに松田くんがいたので少し多めにしといた。でも1stの感じだとボーイズの出番は少ないので神奈川一回入って考えようと思ってたらほぼ幸村専任でずっとベンチにいて、ベンチワークが多いので増やした。

https://twitter.com/koganmoko/status/1499177132471177220

*2:ツイパラカレイベで要さんに新テニミュ2の話をした時にけんとくんの歌が上手くて~に対して「けんと、歌上手いよな~」と言われた時に脳内で―――違うの!要くんが見た新テニの時よりめちゃくちゃ上手くなってるの!!!―――と返しました。※限られた時間の中で話題が逸れて本題を話すロスをなくしたかったのと脳直で会話ができない低コミュ力のため。 というか本当に歌上手い人よりどりみどりだったので観に行ってほしかったすね…。スケ合わなかったみたいで仕方ないけど