2022年まとめ
エンタメが戻ってきたな!と感じつつもまだ体調不良などによる延期も中止もあって、あと数年はゆるゆるとこの状態なんだろうなと思う一年でした。
ジャンル問わず、舞台ライブイベントの半券を数えたら96枚でした。
中止なかったら100いってた悔し〜と思ったけど電子チケのイベントが5はあったのでたぶん3年振りに3桁越えたので様式は変わってしまったけど以前の活気を取り戻しつつあるのを実感しました。
個人的事件ですが1月は「天使は桜に舞い降りて」「歌劇桜蘭高校ホスト部」の公演期間が重なり、12月は「はじまりのカーテンコール〜your note〜」「歌劇桜蘭高校ホスト部f」の公演期間が被って2回も一人でダブルスする菊丸になりました。
今年の総括としてお気に入りの舞台3選を発表して締めくくりたいと思います。
1.新テニミュ 2nd stage(レボライ)
新テニミュ2楽しかったが具体的に説明できない。~「なんだか接戦みたいだぜ」「でも何が起きてるか全然わからねぇ」~ - ちわきにくおどる
G10にメロメロ。
中学生キャラに思い入れがありすぎて、高校生に対してあまり感情が動くことが少なかったですが舞台となりベンチワークや芝居で新たな解釈を目の前で観てしまうとコロンブスが新大陸を発見した時と同じくらい世界が変わりますね。
テニミュの方では新キャラ初登場でしか味わえなくなってしまったものが新テニミュで洪水のごとく情報量が流れてくるのでテニミュと出会った頃に近い感覚を覚えました。
あと歌うま、ダンスうまが多い。ただ上手いだけじゃなくて見映えするから楽しかったです。
2.象
登場人物が絶対悪ではなく、リアルな人物像なのにリアルだからこそ不快感が強くて全員嫌いでした。この絶妙なラインを演じる役者陣がすごい。
役者の小林且弥さんの初演出舞台でありながらも中央に舞台を配置し、どの席に入るかで見えるものが違うので毎公演気付きがたくさんあって楽しかったです。
3.本能バースト演劇「sweet pool」
本能バースト演劇「sweet pool」感想 - ちわきにくおどる
本年度映像化熱望No.1舞台。
わたしは円盤めったに買わないし、買っても見ないことが多いので舞台がパッケージ化しないことに対してそんなに悲劇的ではないのですが、スプステだけは…スプステだけは……口伝ではなく映像で伝えてほしい……!!
個人的に宇野さんの善弥がはちゃめちゃに良かったので青9好きで最近宇野さん見てなかった人に見てもらって気持ちを共有してほしいですね。まぁまぁ人を選ぶ内容ですが。
ドマステのように配信でいいので販売してほしいです。お願いします。
色々語りたいですがこれの一言につきます。
中屋敷さんありがとう!!演劇LOVE!!!
いわゆる推し目当てで舞台に行くのがほとんどですが、おもしろいもんは推しの有無に関わらずおもしろいので来年は上手く調整して観たい舞台にたくさん行けるようにしたいです。
ここには上がってないけど推し目当て足を運んだ、「ドロシー」「人生が、はじまらない」「歌劇桜蘭高校ホスト部」「歌劇桜蘭高校ホスト部f」「銀河鉄道のなかで」もおもしろかったです。
ただ3選に選んだ舞台は全て個別でブログを書いているのでそういうことです。
書きたかったけど終演後忙しくてまとまらなくて書き上げられなかったのもあるので全部がそうではないんですが。
今年は上半期におもしろい舞台に当たることが多くて(3選は2〜4月の舞台)、特にスプステが最高すぎたので3月以降は月末に月額サービス解約と共に「今年はスプステがぶっちぎりだな〜」と毎月スプステのことを思い出してました。
最高の舞台に出会えた年でもありましたが、初めて体験するなんとも言い難い舞台にも出会った年でした。
そう、「比翼の人」です。
ネットミームでつまらない舞台を「虚無舞台」「虚無」と呼ぶのですが近年、個人の好みに合わないだけでは??というものも虚無呼ばわりされるのに疑問を持ち始めて、あまりこの言葉を使いたくはないのですがわたしにとっては初めての「虚無」でした。
もう何がつまらないのかわからない。とにかく何もわからない。何を見てるのかもわからない。わたしはだれ。ここはどこ。
でもこの舞台の悪口を好きなだけ言っていいのは全通した人だけだと思うのでこの辺にしておきます。わたしは自分の入った回数だけ悪口を言わせてもらいます。
唯一の利点はこの舞台見た後はなんでも楽しめたことです!
演出といえば今年は且弥さんの他にも、糸川くん・植田くんと、役者としても優秀な現役プレーヤーが出演はせず裏方に回る舞台を観る機会も多かったです。
絶え間なく舞台に出ているのにいつそんな時間があるのか、売れているからこそスケジュール管理や俯瞰で見る能力値が違うのか。とにかくサポートスタッフがいたとは言え初演出にも関わらず見応えある魅力的な舞台を作っていました。(なおさら比翼って一体……となった)
創作物には本人の人間性や価値観が色濃く現れると思っているので、人間性込みで推しているファンなら推しの本質を垣間見えて楽しいたまろうなと少し羨ましくもあり、全く合わないものだった時のことを考えると恐怖でもあり。
好きな演出家がそれほど明確ではないのですが、これまた目当ての役者はなく、強いて言えば主役の阪本さん含めその周辺のキャストが好きだしメインビジュアルはいいし、何より西田演出幕末物なので絶対自分好みだと思い観た「音楽劇まほろばかなた」がわかりやすく西田演出でありながらストーリーがわかりやすくて久しぶりに、西田演出の人が死ぬ前の宴会、登場人物の華々しい死、刀以外の武器で殺陣、爆音BGM、蝉の鳴き声、天丼ギャグ(控えめ)を浴びて快感でした。
演出家のアイコン的な見せ方を知っていると「待ってました!」みたいな高揚感が味わえるけど、知らずに原作再現を求めて観に行くと齟齬がおきるのかもなーということを外野ながらに思った事件もありました。
舞台以外では、カレンダーイベントと数年振りに店頭でのリリースイベントが復活して対面接触がたくさんあってうれしい気持ちもあり、久しぶりにすぎて失敗したりもしました。
禍以降なので仕切りが生まれたことによる弊害(互いにバカデカボイスで話さないといけない)など以前と全く同じではないけど、やっぱり直接会って話せるのはとーーーーーーっても良い!!!!!
上手く話せることの方が少ないけど、直接伝えられた想いやそれに対して直接返してもらえた言葉はファン一人一人のオンリーワンな宝物だと思うのでみんなそれぞれの思い出が増える接触イベントが今年もたくさんあるといいなと思います。
本年も弊ブログをお読みいただきありがとうございました。
良い年末をお過ごしください。